シャルドン:ルンバ

○シャルドン(Vc)ミトロプーロス指揮ミネアポリス交響楽団(nickson)CD

何処の誰だか知らないが結構ごきげんな曲で楽しい。チェロは達者だけど深みはない、といっても録音が古いのでなんとも言えないが、○はつけておきます。
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クルシェネック:"I WONDER AS I WANDER"に基づく交響的断章

ノース・カロライナ民謡"I WONDER AS I WANDER"に基づく管弦楽のための変奏曲形態による交響的断章OP.94

ミトロプーロス指揮ボストン交響楽団(CON MOTO)1954/5/2LIVE・CD

冒頭ペットの独奏からして力強い。録音は一瞬悪いかと思わせるが抜けがよく、雑音も最小限度に抑えられている。リマスタリングの都合上かブツ切りでつなげたような微妙な断層が細かく聞かれるが音のあるところと無いところでの雑音低減操作の違いによるものだろう。暗い挽歌はティンパニの轟きでメランコリックな雰囲気に深刻さを加えている。民謡とはえてして暗いものだが、アメリカの民謡がこんなに重厚で暗いのか?主題提示にしてはいささか深刻すぎるし、ブロッホや遠くマーラーまで思わせる豊穣さと怖さがある。変奏はかなり変奏していて異様な起伏と楽想変化に彩られ奇妙だが、この時代の調的音楽にありがちなパターンといえばパターン。ベルクくらいまでの現代要素を都合よく配合するさまは旧世代現代音楽家の典型かもしれない。力強い推進力はミトプーならではの隙の無さ、緊密さに基づいているが、曲自体のはらむ力感を巧く引き出したものといえる。複雑なスコアをシャープに読み解き再構成してみせるミトプーの恐ろしい能力がここでも発揮されている。そこに情が乗るのがまたミトプーのよさだ。オネゲルのように激しく抽象的な部分も持ち合わせた音楽であるがゆえに情が加わらないと焦燥感でイヤになってしまう。発音が常にシャープで厳しいのはオケの特性でもあると思うが、これが中途半端なオケだったらもう10分くらいで投げ出しているところだろうなあ、とも感じた。正直名作ではない。だが現代的な響きをきちんと響かせられる鋭いオケであるがゆえに、雑音の中からも静謐な場面では妖しくも透明で美しい音響がきちんと響き渡るから、深い感情も呼び起こす事ができている。まあ派手なところは騒々しいなあ、とかやっぱりマーラー関係者だなあ、とか考えて聴くのがいいだろう。雑多な要素の混合作曲家の代表格、クルシェネックの一面をたっぷり楽しみましょう。冒頭の挽歌が戻り終わり。盛大な拍手。クーセヴィツキー存命中のボストンという意味でもこれは面白い価値を持つ演奏だろう。カップリング(プログラム)は魔笛序曲とシューベルトの2番。トータルではやっぱりやや退屈なので、曲込みで無印。私はこれをなぜか2枚持っている・・・。

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