ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー(グローフェ他編)

ワイエンベルク(P)アムステルダム・サキソフォーン四重奏団(BRILLIANT)CD

かなり大人しいクラシカルな演奏。余りにスウィングしない「透明感だけの音楽」に違和感を感じる。だが、流石に年齢的にタッチの弱弱しさは否定できないものの、ワイエンベルクらしい美しい音の煌き、カデンツァでは実に軽やかな「胡麻のばら撒き」を愉しむことができる。録音操作か何かやっているのかもしれないが、サックスと音量的に拮抗できており、いや、オケが相手ならかなり辛いのかもしれないが、いや、前半はちょっと辛い部分もあるものの、生真面目なカルテットを相手に生硬なテンポを維持しながら、これが俺のガーシュインだ、と言い切っているような、往年のバリ弾きピアニストの片鱗を垣間見せる。ロンの弟子らしい、クラシカルな美学がこの生々しいロシア系アメリカ人の音楽を灰汁抜きしている。個人的には感銘は受けた。○。
スポンサーサイト

tag : ワイエンベルク

ガーシュイン:三つの前奏曲

ワイエンベルク(P)(brilliant)CD

アムステルダム・サキソフォーン四重奏団とのガーシュインアルバムのおまけに入っているものだが、衰えたな・・・と苦笑してしまう。しょうがないのである。もともとバリ弾きでそれほど「深い表現」を突き詰めないピアニストだったので、ましてや老齢となると指先ももつれ1楽章などかなり危うい。3楽章になると復調するが、タッチの弱さは感じられるし、音の強弱の制御も自然さが失われている。録音が極めてクリアであるがゆえに、グルーヴを出さんとリズムを崩しにかかる一方で基本的にはクラシカルなこの人のピアニズム(音色表現)がちょっとちぐはぐで、テンポも上げられず指がついていかないさまはちょっと聞きづらい。好きなピアニストだが・・・無印。

tag : ワイエンベルク

プロフィール

岡林リョウ

Author:岡林リョウ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
カテゴリ
TAG

ストコフスキ 四重奏団 フィテルベルク ミュンシュ トスカニーニ コンドラシン バルビローリ 作曲家 モントゥ アンセルメ 作曲家演奏 ブール エネスコ ガウク ミトロプーロス ロスバウト サージェント オイストラフ フランセ ワイエンベルク ORTF アンゲルブレシュト サモスード デゾルミエール イワーノフ ゴロワノフ ムラヴィンスキー ピエロ・コッポラ モイセイヴィチ ベーム セル クーベリック カルミレッリ シュヒター バーンスタイン ビーチャム パシャーエフ ツィピーヌ アルベール・ヴォルフ パレー ウォレンスタイン アラール オーマンディ サモンズ 山田一雄 ロストロポーヴィチ シェルヘン モートン・グールド ギレー モイーズ 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード