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クレンペラー:メリー・ワルツ

○作曲家指揮フィルハーモニア管弦楽団(EMI)1961/10厚ぼったい音楽だ。クレンペラーはけっして舞曲のうまい指揮者ではないが、さすが自作、楽しげな雰囲気もそれなりにあって、聞かせることは聞かせる。音もクリア。ワルツのパロディ、といった趣もあるこの曲はストコフスキも演奏した割合とよくできた作品だが、なめらかな旋律に乗っけられた分厚いひびきが時折衝突する音響をかもし不協和音の時代を生きたクレンペラーの諧謔を知らしめる。いくつかの旋律が輪換するが、一貫してその強い「クセ」が鼻に付く。これをユダヤ的と思う人もいるかもしれない。ブロッホのしつこい音楽を想起した。短いがとても重さを感じる曲、機会があれば。 ,
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クレンペラー:メリー・ワルツ

ストコフスキ指揮ニュー・フィル(imp,carlton,BBC他)1974/5/4クレンペラー追悼live・CD

最近のものはともかく、昔の録音は自作自演とこれくらいしか知られていないと思うのだが、クレンペラーはウィーンが好きだったんだなあと思わせる楽想で、同時にマーラー時代のシュトラウス演奏を知っている世代なのだなあとも思わせる雰囲気をもつ。しかし何せストコだ。演奏は拡散的で、ぐずぐずとまでは言わないが締まりはなく、ワルツに聞こえない。鋭いリズムの打ち出しにくいブラスを中心としてリズムが構成されている楽曲自体の問題もあるにせよ、ストコはオケのブラスを必要以上にブカブカ吹かせるので、曲の悪い部分が更に浮き立ってしまう。仄暗い雰囲気や旋律の魅力をちゃんと引き出しているとは言えない。無印。

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クレンペラー:メリー・ワルツ

○ストコフスキ指揮ニュー・フィル(DA:CD-R)1974/5/14LIVE

クレンペラーの曲ってけっこう出来がいいんですよね。というか、軽音楽に適した「深み」を知って織り込んでいる。楽しいのに目の詰まった作品。重い曲も明るく色彩的に描ける名シェフ・ストコフスキが(このオケで)やったというのも面白い。老齢の最後まで衰えを知らなかった指揮者である、これも生き生きしている。BBC正規音源からCDで出ていたものと同じかもしれないがデータ照合していないのでとりあえず別扱いしておく。ハデハデさへの指向もこの楽しい曲ならプラスに働く。国民楽派あたりまでの後期ロマン派ではスレスレかアウトかという演奏もするストコが、末期ロマン派以降の構造もしくは内容が複雑な作品に対して適切かつ最大限に魅力を引き出した演奏を行うことができたというのは何なんだろう、やる気の問題なんだろうか。録音状態はいわゆる古いテープ撚れしたステレオというこの放送エアチェックレーベルの典型的なものだが、聴けるレベルではある。○。
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