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グリーグ:ピアノ協奏曲

クライバーン(P)コンドラシン指揮モスクワ・フィル(放送)1972/6/9モスクワ音楽院大ホールlive

webで聴ける。新しい時代の演奏スタイルというものを実感させる外連味のない演奏で、技巧と迫力はとんでもなくすごいが揺れまくったり歌いまくったりは一切せず、解釈的には端正、表現は楽曲のロマンティックな曇りを取り去った分グリーグ特有の和声(2後半から3楽章ですね)がくっきりと出てペール・ギュントの清新さを思い起させ、この曲に興味を持ってしまったではないか。臭みの無さは一番の良さ、北欧の作曲家はこうあるべきというものに寄せた演奏に聴こえる。良い聴きものだった。既出盤にあるかどうかは知らぬ。何とモノラル。
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グリーグ:ペール・ギュント第一組曲~Ⅲ、Ⅳ

ピエルネ指揮コンセール・コロンヌ管弦楽団(ODEON)SP

恐らく第一組曲全曲録れているだろう、ひょっとしてモイーズが吹いたかもしれない「朝」が無いのは如何にも惜しい。四曲とも極めて有名で、世俗感と清潔感の同居する、国民楽派と次世代の間に位置する「辺縁音楽」である。アニトラの踊りはいかにもピエルネにふさわしい。グリーグの古い中にも特徴的な和声進行を鮮やかに浮き彫りにする。すこし弦楽の縦線が合っていないような感がするのは気のせいか、これは次の、山の魔王の宮殿にて、でも感じられる。高弦が低音のピチカートより前に、つんのめるようなテンポ感。でも弾けるような瑞々しさは民族主義の臭みを取り除く。魔王の宮殿はムソルグスキー的な超有名な低音旋律を聴かせる。78回転盤ではなかなか捉えづらい重心の低い音をよく捕まえていると思う。回転するような同じ旋律の繰り返しが大円舞に至るのはラ・ヴァルス的でもあるな、と思った。まあ、あっさりした演奏でもある。

グリーグ:ピアノ協奏曲

グレインジャー(P)ストコフスキ指揮ハリウッド・ボウル交響楽団(BIDDULPH)1945/7/15LIVE晩年のグリーグの称賛を受けたイギリスのピアニストにして作曲家(同性愛者)、パーシー・グレインジャーの演奏である。オケもピアノも明るく、軽やかなロマンチシズムが魅力的だ。グレインジャーは力強いタッチが確信に満ちており、ストコフスキはハリウッド映画ふうのムード・ミュージックを奏でるかのように艶やかな音を添えている。オケがやや弱い気もなきにしもあらずだが、バリバリ弾きまくるソリストがそんなことを忘れさせてくれる。終楽章中間部のいかにも北欧的な旋律にかんしては意外に繊細な音楽をかなでていて、オケの好演とあわせて本盤の聴き所となっている。,

グリーグ:ピアノ協奏曲

ギーゼキング(P)ヘーガー指揮ベルリン・フィル(いろいろ)1944グリーグのコンチェルトはこのページの対象としてはいささか古すぎる曲だが、グリーグ自身は20世紀初頭まで活躍したし、曲の清新さもかんがみてここに挙げる。この即物的演奏は戦火のドイツで行われたもので、戦後ナチス協力者に問われたギーゼキングによるものとしても興味をそそる。ギーゼキングはいつもの率直な演奏を繰り広げており、まったく危なげない。私はこの曲はロマンティックに粘った演奏よりも颯爽と弾き抜けるような演奏が好きなので、美音をぱらぱらと振り撒きながら垢抜けた演奏を行うギーゼキングは好きだ。といっても結構揺れたりもするし、とくにバックのオケが強力であるもののやや粘着的で、推薦するには躊躇するところもある。暗くうねるような情感を払拭できていない(べつに払拭しなくてもいいのだけれども、個人的に)。ギーゼキングのおしゃれなピアニズムは最後まで楽しめるので、興味があれば。,

グリーグ:ピアノ協奏曲

○ミケランジェリ(P)ロッシ指揮RAIローマ交響楽団(NUOVA ERA)1963/6/27個人的にはベスト。ミケランジェリの異常に高度な技巧をさりげなく提示するところがたまらない。巧い。かなりラテン系の演奏であり、同曲好きのかたからすれば異端もいいところかもしれないが、没入するのではなくBGMとして流しておくには非常にうってつけな盤だ。変なひっかかりがないぶんゆっくり静かに迫ってくるものがある。完全に客観が優る即物的演奏ゆえ、没入型の演奏をお好みのかたには絶対薦められないが、個人的シュミを込めて○ひとつ。,

グリーグ:ノルウェー舞曲第2番

ヴィルヘルム・シュヒター指揮NHK交響楽団(NHK)1961/4/1放送LIVE N響60周年記念LPボックスより。非常に素直でアンコール向きな曲だが、ロマン派の作品と比べるとかなり新鮮な印象をあたえる。シベリウス2番との組み合わせはセンスあり。演奏には特に特徴的なものはないので無印。 ,
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