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グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(ORGANUM他)1962/2/10ブダペストlive

ルスランと言ったらこのコンビしかない。弦楽の最強軍団に一糸乱れぬアンサンブル、このスピードでムラなく実現できるのは古今東西この時期のこのコンビしかいなかったろう。物凄い聴きごたえで、毎度毎度ブラヴォなのも納得の威容をほこる。世界トップの短距離ランナーという印象。
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グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

◎スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団(放送)1970年代/4/6ブダペストlive

呆れる程のスピード。表出意欲のかたまり。今更この曲で◎をつけても他にいくらでも名演があるというものではあるが、直感的に◎をつけた。丁々発止のアンサンブルに瞠目。第二主題を提示するチェロの音色に刮目。

グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

○コーツ指揮交響楽団(HMV/PASC)1922/5/5・SP

さすがにこの曲ではしくじらない。仮にもプロオケだ。集中力が途切れることなく、コーツ(あ、エリック・コーツという作曲家兼指揮者とは別人です。あちらはエルガーに心酔してましたが、アルバート・コーツはエルガーをないがしろにした話が有名)らしい雄渾な表現ですがすがしく終わる。まあ、どうも速すぎて耳に残らないが。

グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

○ハラバラ指揮チェコ・フィル他(SUPRAPHONE)1953

ロシアっぽいバラけた勢いが魅力的で、はっちゃけている。むろんロシアにはいくらでもこういう演奏録音はあり、迫力はあるものの統制された美しさという面からするとムラヴィンスキー前の有象無象、といった印象をもつ人がいても不思議は無い。ただ、私は◎直前の○、という評価。オケがいいのか。

グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

○スヴェトラーノフ指揮スウェーデン放送交響楽団(BIS)1979/1/28LIVE・LPなにげに始まるがとにかく速い。オケの驚くほどの演奏能力の高さを堪能できる。乱暴さの微塵もないのにハイテンション!きついアゴーギグがまたよくハマっている。やや録音が遠く迫力が減退してしまっているのは惜しい。○。,

グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

○テンシュテット指揮フィラデルフィア管弦楽団(MEMORIES)1982/11/12,13live・CD

未だ覇気の感じられる確信に満ちたドイツ流解釈でただでさえ開放的で騒々しいオケを厳しく切り詰め律して、しっかりした演奏を組み立てている。やや客観性が感じられるのはテンシュテの場合どれも一緒なので問題ではあるまい。録音良好。

グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

○テンシュテット指揮ミネアポリス管弦楽団(MO)1981/1/16LIVE・CD

緊張感の漲るしっかりした演奏で、いささか現代ふうの前に流れない客観性が気にはなるが、おおむねスタンダードに聴ける無難な演奏に仕上がっている。ミネアポリス管弦楽団の自主制作ボックスより。

グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

○クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団(BSO他)1944/4/1NYハンターカレッジlive・CD

クーセヴィツキーはこの曲をわりと落ち着いたテンポで四角四面にやるが、その中でもこの演奏は弛緩なくわりとスムーズに通っているほうだと思う。こういう演奏を聴くとクーセヴィツキーが余り棒が得意でなくメトロノームにあわせて一生懸命練習したという伝説も納得する部分はある(そんな訓練はごく初期のことだと思うが)。クーセヴィツキーがノると演奏が飛びぬけてリズミカルに楽しく進み、マジメにやろうとすると演奏は実直にドイツ的な固さをもった演奏になる。この差異は曲目でかなりはっきりわかれる。出来不出来とはリンクしないが、後者はけして面白い演奏にはならない。しかし共通して見通しいいスコアのあるていど透けて見えるような整理された音楽になるという点はある。色彩的・立体的というのはそのへんに起因する。この演奏も見通しはいい。まあ、○にしておく。アンコールだし多少の弛緩も仕方ない。

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グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

ロストロポーヴィチ指揮パリ管弦楽団(EMI)1976/11・CD

うーん、流され易い性格になったな俺。ちっともクラシックを聴く感じじゃなかったのに、テレビで「のだめ」をやってたらききたくなった。スラヴァ追悼の意をどっかに示したくてこの小曲をプレイヤーに落としてはいたのだが。つかさっき右手のアップのために楽譜を片端からあさってて其の中でこれも初見してみたから書くわけだが。グラズノフは三分の二はじつに弾き易く書いてあってさすがアウアー監修だなあ。冷静になってみると、あほみたいになるファンファーレ以降は純粋に練習で乗り切れるものだ。三分の一、前半のほぼカデンツァ的重音トリルウニョウニョパセージの羅列はしろーとはとても演奏しこなすのが不可能。プロはカンタンに弾けるはず。でも、頭で理解不能なヘンなゆがみのある音線なので、技術的にはできても体が拒否ることもあるだろうなあ。

左手はやはり長く弾くのをやめていたせいかかなりよくなったみたいで、師匠を離れ大学入学以来一番調子がよくなっているかんじすらするが、右手が決定的にダメで、これはもう基礎練地獄しかなかろう。。でも意志弱いから一人じゃやらないんだよなあ。ブランクは(しろうとレベルでは)筋力を除けば左手には大して影響しない。弾いていなくても耳と脳で音楽を捉え続けていれば、結局脳がおぼえていて冷静でいれば指は譜面どおり動くので、いい演奏を広く深く聴かないで、ただだらっとオナニ弾き続けただけよりもぜんぜん訓練になるものなんだと実感。しかし耳コピ能力とか(譜面に落とすんじゃなくて再現弾きね)は純粋に弾き慣れてないとダメなので、格段に落ちる。うろおぼえモーツァルトとかうろおぼえカントリーとかうろおぼえジャズとか前はよくやってたのを弾いてみたら、脳は忘れてるわ指は自動再生しないわでぜんぜんあかんかった。読譜力はすぐ回復するけど(反応速度回復は若干時間がいる)譜面のないものは難しい。

右手は一日たりとも怠ってはダメなもので、とくにいくつか奏法を学んだあとだと、ブランク明けは型がどっちつかずで決まらなくなりやすい。独習まで入ってたら無茶苦茶だ。とにかく「型」が崩れたらおしまい。練習譜の登場である。うううう。だいたい部屋にカーテンをたくさん吊ったら弓がいろんなとこにぶち当たり、ただでさえ長期借用中のド高い弓先がもっと割れてますます返却できなくなってしま・・・むにょむにょ。体と楽器を歪んだ空間の隙に入れて弾いてても意味ないなあ。。広いとこで禁じ手?の右腕の肘を入れて人差し指深く斜め差してロシア弾き、とにかくリハビリなので、のびのび弾き易い奏法に決めてしっかり弾きたいなあ。譜面台も奪われて床上の譜面を遠く見くだしながら弾く哀しさ。いいのさどうせ遊びだ。

この演奏解釈自体は余技の範疇を出ず、鈍重で大仰大雑把。いわゆる天才的ソリスト出身の指揮者が初期にやるような解釈だが、メロディだけを追ってロストロ先生のソロを聴く気持ちでいれば楽しみは見出せよう。スヴェトラに似てなくもないがスヴェトラはもっとプロフェッショナル。素朴とも言えるかもしれない。ロストロ先生が大変だったころの指揮記録。75歳記念CDセットより。

コノ曲、ボロディンに受け継がれるロシア音楽のメカニカルな面を象徴するようなじつに単純明快しっかり掛け合うアンサンブル曲になっている。ルスランは序曲だけが知られるがけっこう他の部分も録音されている。しかしやはり、国民楽派の先駆として序曲に最もいいものが簡潔に提示されている。

グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲

○ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(DREAMLIFE)1965/2/28live・CD

ルスラン聴くならムラヴィンは後回しにしろ、とは古い言い伝えだが(ウソ)ここまで物凄い速さで一糸乱れぬ演奏をなしえたのはこのコンビをおいて他にはないだろう。異常なテンションで駆け抜けるわざはオケとは思えないほどだ。この演奏はムラヴィンの記録の中でもかなり素晴らしいほうだと思うがいかんせん録音が茫洋と古い。○。同日のアンコール曲。

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