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ライヒ:6台のピアノ(1973)

○ピアノ・サーカス(argo)1990/1・CD 素直なミニマル音楽である。非常に単純というか、計算ずくで微妙に変化していく音形の重なりの綾をただ聞き続けるという趣向であり、いわばサティの世界に近い。と言っても大きく三つの楽想に別れるし、ヴェクサシオンのような哲学音楽(まああれは元は馬鹿げた悪ふざけなのだけれども)というよりジャズの交感やポップスの軽さに近い感覚であり、事実このCDのライナーも思いっきりジャズ用語で解説してしまっている。でも定義や理論はともかく計算ずくで進行する音楽には安心感があり、人間的であるがゆえに不安定なクラシックの弱点が排されているのがいい。かといってこれはアナログなピアノでないと表現できない音世界である。ピアノは全て木琴のように打楽器的に用いられているから今なら打ち込みで容易に作れるだろうが、そうなるともう完全につまらない作品に堕してしまうだろう。そのへんが聴きどころである。ピアノ・サーカスはともすると機械にてっしてひたすら何十分もリズムを刻まなければならないミニマル・ミュージックというジャンルに真っ正面から取り組んできた団体だが、ここではやや軋みを生じつつも最後にはハープシコード的な打音をフルに応用したなかなか扇情的な演奏を造り上げている。当然ながらこの作品もパラメーターの多くが奏者に任せられているがゆえに、ピアノ・サーカスの挑戦的な態度が聞けてほほえましい。安定を求めるなら特にテンポにたどたどしさというかちょっと怪しいところも無きにしもあらずだが、普通に聴くぶんに不都合はあるまい。○。ライヒはミヨーにも学んでいる。 ,
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