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ロフラー:一楽章の弦楽四重奏曲

○ゴードン四重奏団(SCHIRMER RECORD)SP

ジャック・ゴードンはシカゴ交響楽団のコンマス。20世紀前半に活躍した楽団だがこの時代の技術的にはなかなか高いものがある。いかんせん曲が前世紀的な国民楽派音楽に中間部ドビュッシーを導入したといったもので、単一楽章とはいえアーチ構造の部分部分には分けられる作品で新味はない。ドビュッシー的な部分は楽しめたが、曲的には余りに唐突か。○。
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ロフラー:少年時代の思い出(ロシアの村の生活)

○トスカニーニ指揮NBC交響楽団(放送)1939/1/7live

半音階的で一部前衛的というか印象派的な当時としては新鮮な書法をまじえた、世紀末ロマン派的作品。最初と最後にロシア民謡(最後は例の「ヴォルガの舟歌」を先鋭な響きの中に変容させている)が入るところが回想なのだろう。同曲の紹介者としてたびたび演奏したというトスカニーニはロマンティックでありながらも音と音の関係性を明瞭にしている。録音はノイズまみれだが時代からするとクリア。○。

ロフラー:四つの弦楽器のための音楽

○クーリッジ四重奏団(victor/PRSC)1938

見事なリマスタリングによって戦後モノラル録音並のノイズレスな音で蘇ったPRISTINE配信音源。ただ曲は凡庸である。19世紀ウィーン風というかレーガー的というか、ベートーヴェン影響下の国民楽派SQにも似た、好きな人は好きだろうがドビュッシーを知ってしまった人には退屈きわまりない半音階的旋律にまみれた曲。ドビュッシーふうの音階が終楽章に僅かに現れるものの特徴には昇華されずとってつけたようで、作曲家の魅力は純粋に旋律(1楽章では賛美歌のように限られた音のみによる旋法的旋律が耳新しい)とその捻りかたのみになっている。楽団にはうってつけの曲だったようで現代の演奏のようにしっかり颯爽と聞こえ、でもてんめんとしたポルタメントを使いまくるクロールに古い演奏であるところが伺える。それにしても持って回った題名ではあるが旧態依然としたれっきとした弦楽四重奏曲、亡命作曲家の意図や不明。○。

ロフラー:少年時代の思い出(「ロシアの村の生活」)

○バルビローリ指揮ニューヨーク・フィル(NYP)1936/12/6カーネギーホール放送LIVE・CD 録音がきつい。演奏は颯爽としたものだ。スピード感のあるスマートできらびやかな演奏で、若きバルビローリの覇気に満ちた演奏ぶりを端的に示した演奏となっている。なかなかノリがよい。曲はドビュッシーぽいとも言えるしグリエールぽいとも言える。ロシア世紀末音楽に印象主義的な曖昧な響きを導入した音楽といった感じ。録音がよければよかったのに。でも威勢のいいバルビローリに○ひとつ。 ,

ロフラー:少年時代の思い出(「ロシアの村の生活」)

○トスカニーニ指揮NBC交響楽団(GUILD)1942/11/1LIVE・CD トスカニーニのアメリカ音楽ライヴ集より。ライナーにもあるが第二次大戦へのアメリカ参戦が影響した曲選。録音は篭りがちで聞き取りづらいが、トスカニーニの響きへのこだわりははっきりとわかる。ロフラーはロザンタールの録音した曲しか知らなかったが、ドビュッシー的な曖昧なひびきと後期ロマン派的な旋律性のあいまったアメリカ印象派の範疇といったふうだ。といってもこの人はアルザス出身で東欧、ウクライナそしてフランスを放浪してアメリカにいたった人という。パリ時代が強く影を落としているように思うが、ウクライナ時代の思い出を込めた曲だという。この人は1861年生まれだが1912年に亡くなったとのことで、この曲も20年代になって初演されたという。雰囲気の軽さにくらべ主題の重量感が面白い。世紀末様式の折衷的作風と言ってもいいだろう。,
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