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シュレーカー:室内交響曲

◎ヒンデミット指揮シュツットガルト放送交響楽団(SDR,MEDIAPHON)1956/1/14LIVE 後期ロマン派の末裔、爛熟するウィーン世紀末音楽の残照。いいですねー。ツェムリンスキーの透徹した官能性やフランツ・シュミットの構築性を彷彿とする作風。但し1916年作品だからむしろそれら作曲家の同時代人と位置づけられる存在である。この曲は「マーラーの次」を思わせるが、何より溯ってワグナーの確実な刻印がある。スクリャービンの官能性に接近していなくも無い。冒頭、不思議な和音がシェーンベルク的静寂を演出しているが、やがてヴァイオリンを中心にリヒャルト・シュトラウス的なロマン派世界が展開。それでも非常に清浄な感じがするのは何より和声感覚に印象派のそれが盛り込まれているためである。一時期のシェーンベルクに共通する感覚だ。そうした様式混交が特徴的な作風である。歌劇作曲家として知られたが、この11の弦楽器と7つの管楽器、ティンパニ、ハープ、チェレスタで単一楽章といういかにもウィーン楽派的な凝縮された楽曲、なかなかの佳曲である。この盤はその貴重なライヴ録音であり、しかも指揮者はヒンデミット。ヒンデミットとはおよそ掛け離れた作風の曲ではあるが、少しもミスらしきものもなく適度な情のこもった完成度の高い演奏と言える。やや硬質ではあるが綺麗な演奏である。噎せ返るようなウィーンの艶を求めるなら他をあたるべきだが、たぶんこのくらい冷たく演奏した方がバランスがとれるような気がする。この盤、シンフォニア・セレーナとの組み合わせで、かなりリマスタリングが施されていて人工的な感もなくはないが聴き易い音になっており(擬似ステレオふう)、最初に触れるのにも向いていると思う。◎つけときます。この作曲家はむしろ歌劇で知られていた。 ,
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