ダラピッコラ:二つの習作

○マテラッシ(Vn)作曲家(P)(stradivarius)1958/1/21フィレンツェ・CD

タルティニアーナ2番のあとに録音されているが寧ろこの作曲家らしいウェーベルン的な前衛性(?)と簡潔な新古典主義を両立させたもので、短いが聴き応えはある。演奏はややロマンティックかもしれない。荒々しさも兼ね備えた民族性のようなものも感じさせる。ここでのソリストは巧い(ピアノはそつなく巧い)。モノラル。
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ダラピッコラ:タルティニアーナ第2番

○マテラッシ(Vn)作曲家(P)(stradivarius)1958/1/21フィレンツェ・CD

イタリアの国民的作曲家にしてフィレンツェ音楽院ピアノ科教師として長らく教鞭をとったダラピッコラであるが、このアルバムにおいては伴奏ピアニスト指導者としての腕を見本のように提示しており、「主張はしない」が「存在ははっきり」した演奏振りである。戦後作品で明らかな擬古典志向を打ち出した作品であり、メロディも明確でまるで戦前に逆戻りしたような印象を与えるほど古風で簡潔なものである。まあ、無難だけど聴きやすい。演奏はオーソドックス。モノラル。

ダラピッコラ:とらわれ人の歌

○ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団・合唱団(000CLASSICS:C-R)1956/6/28LIVE珍しいモノラル録音。精妙なひびきが美しい。ベルクの香りをうつしたイタリア音楽、とでも言っておけばいいのだろうか。ベルクよりも純粋に削ぎ落とされた感じがする(ケーゲルの解釈なのかどうかわからないが)。この曲はまさにファシスト政権のユダヤ人排斥に反抗して作られた戦時中の作品で、3つの楽章がいずれも死んだ者の嘆きをうたっているというもの。歌も歌詞がわからなくても不協和なひびきが身を切られるような痛切さを訴えてきて胸が痛くなる。名作。つめたいひびきの中に「怒りの日」の旋律がピアノなどによって繰り返し現れ、人間の狂気とその末路を黙示録的にあらわしているように個人的には感じちゃったりします(逃げの文体)。キューブリックの映画を思い出しました。○。 ,

ダラピッコラ:管弦楽のための2つの小品

○エーリッヒ・クライバー指揮バイエルン放送交響楽団(STRADIVALIUS)1955・CD

ダイナミックなエーリッヒが聞ける。手慣れたというか、高度なテクニックの存在が伺える鮮やかな指揮ぶりだ。曲はゲンダイだがロマンティックというのとも違った意味で聞かせる演奏。

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