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トゥリーナ:シンフォニア・セヴィリア(セヴィリア交響曲)

○ミュンシュ指揮BSO(SLS:CD-R他)1956/11/3(2?)

ファリャの響、民謡旋律の風体に酷似しているが構成、管弦楽法はがっちりしており、交響曲(とはみなせないと思うが)という題名にも表れている。オケの威力が発揮され仏風の音色が美しく指揮者の引き締めも素晴らしい。DAより2日表記のものが出ていた。
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トゥリーナ:ロシーオの行列

◯ガストン・プーレ指揮LSO(ODEON)LP

部分的にテンポが停滞気味には感じるが、色彩感と表現のゆたかさはヴァイオリニスト指揮者にとどまらない職人的な腕さえ感じさせる。輝かしい曲をやらせたらまったく輝きを倍増させる人だ。古いSP録音が復刻されないので(何故かラヴェルのライヴが一曲CDになっているが)ロンドン交響楽団との数少ない晩年セッションでその芸を想像するしかないのだが、落ち着いた中にもどこか自由で勢い任せのような部分がのこり、きらびやかさは一部楽器や高音打楽器にとどまらず、まるでアメリカオケのようなからっとした音にまとめてしまう、そんなところが父プーレの、ヴァイオリニズムの末でもあったのだろう、とただ想像するのであるが。◯。

トゥリーナ:幻想的な舞曲~二曲

○アルボス指揮マドリード交響楽団(dutton,cedar)1928/4・CD

トゥーリナの新しさがファリャ張りの管弦楽法できらびやかに伝わってくる。スペイン国民楽派としての立場を明確にしたトゥーリナ、そこにはフランスの新しい音楽の息吹を受けながらも、リズムや旋律には伝統的な音楽からのものが横溢し、新しさの先をそこに見出すという清々しいほどの国民楽派的保守性を感じる。アルボスの指揮は落ち着いているがリズム処理や細かい表現の明瞭さは比較的新しいノリの感じがする。

トゥリーナ:交響詩「ロシーオの行列」

○アルボス指揮マドリード交響楽団(dutton,cedar)1928/4/16・CD

色彩的で開放的なアルボスの指揮ぶりはしっかり伝わってくる。曲が短く、平易なので指揮者としての腕うんぬんは斟酌しがたいところがあるのだが、オケがなかなかに巧く美しく、楽しい音楽を展開してくれている。duttonの復刻はいいがライナーをもうちょっとちゃんとして欲しい。○。

トゥリーナ:シンフォニア・セヴィリア

○アルヘンタ指揮スペイン国立管弦楽団(ALHAMBRA)LP

トゥリーナらしい民族性の強い音楽だがレスピーギの影響があからさまで、そのあたりは迫力がある。ロシアの作曲家に受けた影響もある。フランス楽派の色がファリャよりも素直に出ていて聴きやすい面もある。旋律主体で、そのまわりに色彩的に各パートを散りばめいささか浅薄な印象も否めないが、フランスふうの清新な書法が常に響きを明るく華やかに保ち、不快にはならない。生き生きとしたアルヘンタとお国オケの表現がますますもり立てる。オリジナリティを重視する向きには勧めないが、真夏のひとときを小気味良く過ごしたい向きにはどうぞ。交響曲ではない、音詩です。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

トゥリーナ:ピアノ三重奏曲第2番

○ロシア三重奏団(?)1933・SP

ネットで配信されているもの。曲は古風な旋律音楽で和声的な新味はフォーレを思わせる。中間楽章などリズムにトゥーリナなりの独自性があらわれている。国民楽派的だ。演奏はこの時代にしては精度が高く力強い。てんめんとした部分にも程よい魅力がある。○。

トゥリーナ:ピアノ三重奏曲第1番

○マドリード三重奏団(ensayo)

いい意味でも悪い意味でもフランス熱にうかされた曲で、フランクの室内楽にドビュッシーを振り撒いたと言えば感じがわかるだろうか。形式的で長い。トゥーリナというと職人的ではあるがやはり歌謡性、でも室内楽など案外保守的だったりもする。これはその中でもミヨーにもラヴェルにもイベールにすらなっていない、強いて言えばデュカなどやや古い作曲家のものを想起させる。26年作品。流して聴くぶんには心地よく、まるで初期ディーリアスのように、格好をつけるも響きが軽すぎて、でもそこが私は好き。7年後の二番はちょっと意欲的な個性を示す。演奏は現代的で比較的冷静か。

トゥリーナ:闘牛士の祈りOP.34(1925)

○ブランコ指揮マドリード交響楽団(WESTMINSTER/DUCRET THOMSON他)もとは弦楽四重奏編成の曲で、弦楽オーケストラ用に編曲されたもの。やや渋い曲想はその出自を物語る。弾くと面白そうだ。ここで指摘するまでもないのだが、いわゆるフランス印象派の影響を受けながらもそこにロマンティックな不透明感を持ち込むトゥリーナの折衷的な手法は、ディーリアスのそれに非常によく似ている。聞けば分かるが音楽の像は明瞭でありながらも独特の半音階的な動きが頻繁に聞かれ、この盤のライナーにはヴォーン・ウィリアムズの名が挙がっているが、むしろその先人のディーリアス(この人もパリ近郊に住み世紀末の一世を風靡した人である)の影響を受けた作曲家として特筆すべきところがあろう。10分30秒。,

トゥリーナ:交響詩「幻想舞曲集」OP.22(1920)

○ブランコ指揮マドリード交響楽団(WESTMINSTER/DUCRET THOMSON他)熱狂、夢想、饗宴の3曲からなる。冒頭精妙な音響がなかなか硬質の抒情を醸すがすぐに派手で楽天的な音楽になる。この盤ではオケが非常に敏捷で水際立った演奏を聞かせており、ブランコの色彩的な技が冴え渡る。このころになってリズムや旋律にファリャの影響が強くなってきている。ドビュッシーのそれが「イベリア」に限られるのと同様、「三角帽子」一本に絞られるわけだが。そのへん何ともいえず「そのまんまやんけ」的な意地悪な楽しさも感じる事が出来る(まあ、共に基調にスペイン音楽があるのだから偶然似てしまったという可能性が高いが)。基本的にロマン派的傾向を保ちながらもドビュッシー以降のフランス音楽の音響や手法を取り入れ、結果として(これもフランスからの影響の強い)アメリカ音楽的な洗練を示すようになった作品の典型と言えよう。またこの曲に限らないが要所要所で畳み掛けるような転調がカッコイイ。そして旋律がきわめて明瞭で親しみやすいのもこの人の特徴。ダイナミックだがどこか幸せな茫洋感があるのがいい。黒澤映画のようなどんどこどんどこいう「饗宴」がまたカッコイイ。あからさまに土俗的なのはこの人には珍しいが、ちゃんと整理されているので聴き易い。総じて○です。17分30秒。,

トゥリーナ:交響詩「ロシーオの行列」OP.9(1912)

◎ブランコ指揮マドリード交響楽団(WESTMINSTER/DUCRET THOMSON他)これだけ聴きまくっていてもなおこんな素晴らしい曲に新たに出会うことができるなんてステキだ。素直でとても喜遊的な曲、美しいオーケストレーションに爽やかな旋律(ほんと親しみやすい旋律)がなんとも言えず楽しい。作曲家のパリでの修行時代に書かれたもので、ファリャやアルベニスの知己を得てスペイン国民楽派としての使命を自覚したころの作品である。スコラ・カントゥールムでダンディに学んだという出自のせいかロマン派的な部分を多分に残している(その旋律性に顕著)が、それがこの作曲家に逆に親しみやすさを感じさせる元となっている。比較的初期の曲でありながら手慣れた手腕はさすがダンディの弟子。スペイン国民楽派といいながら民族音楽にありがちな臭みのようなものが無く、基本はスペイン民謡なのにフランス音楽以上に洗練された音響を聞かせる。また半音階的な揺らぎにはディーリアスの影響が感じられ、それはドビュッシーからの影響以上に大きいように感じられる。オスティナートなリズムを刻む太鼓にのってフルート以下の旋律楽器が民謡を歌う中間部のあたりや、最後の盛り上がりで高らかに鳴る鐘の音も印象的。民族音楽だからといって徒に特殊打楽器を増やすのではなく、必要最小限で纏め上げるという趣味の良さに拍手です。ちょっとアメリカの曲ぽいかもしれない。8分30秒の小旅行。ブランコは申し分ない統率力、でもギチギチではないからオケものびのび表現している。弦の艶味がほのかに香るのがいい。◎と断言します。,

トゥリーナ:セビーリャ交響曲(1920)

アルヘンタ指揮スペイン国立管弦楽団(RCA)CD 美しいは美しいが地味な印象が有る。旋律に力が無い。それは演奏のせいなのかもしれないが、あまり歌心が感じられず、涼やかな響きの交錯もあたりまえのようにフツーに聞こえてしまう。透明感はあり、トゥリーナ特有のロマンティックなくぐもりから巧く生臭さが抜かれている。だがそのぶんつまらなくなったような気もする。非常に綺麗な音なので感覚的な部分に訴える、いわゆる印象派以後の和声中心音楽(なんて呼び方があるのかどうかわからないが)を聴くように浸ることはできる。全般茫洋としていささかわかりにくくマイナー感は否めない。決してトゥリーナの代表作とは言えないと思う。3楽章からなる。,

トゥリーナ:セビーリャの歌 OP.37(1927刊)

○アラゴン(SP)ブランコ指揮マドリード交響楽団(WESTMINSTER/DUCRET THOMSON他)この盤の目玉とされているがトゥリーナの曲の中では傑出しているわけではありません。歌曲だからといってたんに歌謡旋律を聞かせるだけの凡庸な歌曲集にはなっていない。交響的歌曲とでも言おうか。曲調はエキゾチックでゴージャス(7曲あるし一言では言えないけれども)。洗練されていてすこぶる聴き易い。パリで出遭った先人アルベニスからの影響がややあるか。新古典主義の影響はそれほど感じられない。○。20分30秒。,

トゥーリナ:闘牛士の祈り

WQXR四重奏団(POLYMUSIC RECORDS)LP

余りぱっとしないロマンティックな曲だが大編成編曲でも知られる。演奏的には余り巧い感じはないのだが情熱的ではある。
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