ヴィエルヌ:歌曲集「嘆きと絶望」抜粋

○バーセレミー(s)ツィピーヌ指揮ORTF(INEDITS)LP

3曲抜粋。殆どワグナーの楽劇といった感じだが、朗誦部分はフランス歌曲ふうで品のよさがある。世俗音楽的な要素もあり、あくまで聞きやすさがこの人の持ち味であることを感じさせる。歌唱もオケもそれほど見せ場はないが、お国ものとしてそつなくやっている。○。
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tag : ツィピーヌ

ヴィエルヌ:交響曲イ短調

○ツィピーヌ指揮ORTF(INEDITS)LP

フランク派に位置づけられる盲目の作曲家。メロディメイカーとして一長を持っている。この曲もコードだけ取り出して並べればフランクだがそれをつなぐ音線は一般にとてもアピールする旋律を形成している。明快な書法、明るい作風はフランクの曇った重い音楽よりサンサンの軽い職人的交響曲を思わせるところもあり、このフランス後期ロマン派交響曲の二雄を足して二で割ったような作品と言えばいちばんしっくりくるかもしれない。細かいメカニカルな動きが多いがツィピーヌはオケをよく訓練し弦楽セクションがフランスオケとは思えないびしっと揃ったアンサンブルをみせて出色。そこに明確な色彩性が生まれ華やかさを獲得している。なかなかの名演に仕上がっている。ロシア・ロマン派期のスクリアビンの大規模作品みたいなところもある作品で、しかし構造性はより緻密なドイツ・ロマン派のブラームスに寄ったようにも聴こえる。中間楽章がやや冗長だが、フランス産のロマン派交響曲の佳作としてもっと聴かれてもいい作品だと思う。○。
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