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チェレプニン:10のバガテルop.5

作曲家(P)(動画配信(音声のみ))1938ソヴィエト放送録音

粗野で単調なリズム、必要最小限に律せられた旋律、まるでサティやラヴェルのような響き、この時期のフランス楽壇、プラスストラヴィンスキー、プラスプロコフィエフに同調といった趣の強い作品ではあるが、一曲目に集約された民族性に象徴される、この作曲家のフォーク趣味、それを手法として意識的に構築していく後年につながる個性の在りどころを既に明確に示している。とても耳馴染みよく演奏上の困難も(こうやって豪快に弾ききってくれているわけで)あまりないと推察される反面、どこか内省的で思索する雰囲気もあり、その小宇宙はラヴェルであるとともにプーランクのピアノ曲をもおもわせ、単純とも言いきれない。古い録音は色々考えさせられて良い。巧みではないが強靭でセンスのある色彩的な演奏。
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チェレプニン:交響曲第4番

○ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(DA:CD-R)1958or9/12/5live

名教師チェレプニンらしい緻密さとすぐれて洗練されたさまのみられる曲で、ウォルトン二番を彷彿とさせる垢抜けたオーケストレイションをスリリングに聴かせる一楽章、オネゲルっぽい西欧ふうに書き込まれたアンサンブルに加え、野蛮主義的に単純化された打楽器表現、チェレプニンらしさの骨頂たる鳥のさえずりをまじえた効果的な起伏をもつ二楽章は、ミュンシュなのでいくぶん鈍重でテンポが前にむかわないものの勢いはなかなか、この作者特有の繊細な響きを鋭敏にとらえて秀逸である。しかし終幕へむけてほとんどショスタコ中期の退嬰的な交響曲に類似した楽想に落ち着いてしまうと、ミュンシュの得意分野から音楽が外れていってしまうというか、平凡に落ちる感もある。録音はすばらしい。○。

tag : ミュンシュ

チェレプニン:ピアノ協奏曲第2番~リハーサル断片

作曲家(P)ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(DA:CD-R)?live


放送音源。簡単な作曲家紹介に重ねて僅かしか流れない。ストラヴィンスキーの影響の強い曲だなあ、くらいの印象しか残らない。無印。録音悪し。一緒に収録されているのはダフクロ二組の穏やかなリハとダンディの僅かなリハ、そして壮絶な悲愴のリハ風景。50年代と思われるが、オケが鳴っていようが関係なく歌い叫び喋くり乱れるミュンシュと意のままにノリまくるボストン響の余りにスリリングで濃厚な、ひょっとすると本番より全然凄い演奏。

(参考)チェレプニン先生のピアノ協奏曲の現役盤はこれしかない。。
チェレプニン:ピアノ協奏曲第2番 Op26 ピアノ協奏曲第4番「幻想曲」 Op78 他 [Import]

BIS

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tag : ミュンシュ 作曲家演奏

チェレプニン:エクスプレッションOP.81-9

◎作曲家(P)(EMI/HMV)1935

モンポウ的?ドビュッシー的?メシアン的?そう、鳥の声。でも、もっと単純だ。まさにエクスプレッション、即興的な響きの交錯はしかし抒情性を失わない。ある冬の日の日常の出来事を切片に切り取った、そんなような音楽である。とても好き。ロシア的ではない。完全にフランス的現代。驚くほどいい音である。他にも自作自演多数。 ◎。
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