ブリス:ピアノ協奏曲

バッカウア(p)ミトロプーロス指揮NYP(con moto)1960/1/9live

重厚でロマンティックで、かつ近現代作家らしい晦渋さもある作風は私は好みでない。しかし良く書けていてしっかり聴けば個性が染み渡っているのがわかるから、演奏者のやる気は煽るのだろう。
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ブリス:チェロ協奏曲

○ロストロポーヴィチ(Vc)ブリテン指揮イギリス室内管弦楽団(intaglio)1970/6?live・CD

ブリスを聴くのは10数年ぶりで、カラー・シンフォニーで相性があわない、と思って以来だ。古臭い、ドイツロマン主義の香りをエルガーほどの旋律的才能もなく漂わせる人というイメージがあり、指揮記録もけして出色の出来ではなかった記憶があるが、この曲を聴くと、確かにドイツ・オーストリアの世紀末あたりの臭いは残るけれどもむしろ、近現代音楽のごちゃまぜ、言うなればイギリスの同時代のもしくはもう少し後の世代の保守系作曲家のやっていたことと余り変わらない、更に、気分としては決して悪くは無く、特にこの曲はソリストとオケが引き締まって取り掛かれば(そうでなかったら結果は目に見えている気もするが)ある種の感傷的な気分や諧謔的な気分を醸す佳作として聴けるレベルのものであることがわかる。録音のせいもあろうがロストロはやや引き気味で熱することがない。そのせいで逆に繊細な書法の施された(明らかにディーリアスに近い部分)、もしくは現代風を模した(明らかにウォルトンに近い部分)諸所の描き分けが自然になされて、純粋にこの人の音とフレージングの美しさが曲を引き立てる、なかなかいい状態で聴ける。ブリテンがこのコンビならではの引き締まった、若干強めのバックをつけておりロストロとの相性もいい。終楽章冒頭の打楽器主義的な出だしなどなかなか面白く聴けた。○にしておく。データによってはコンチェルティーノとしているものもある。
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