スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

作曲家(Vn)不詳(P)(HMV/EMI他)1903・CD

鈴木清順翁鎮魂、というわけではないが取り上げる。あまりに有名なSP原盤だが(録音は蝋管だろう)演奏自体は手堅くオールドスタイルの踏み外したところは皆無。中年のサラサーテがもはや技巧をひけらかす年ではなかったのもあるだろうが録音時間制約や当時の録音に対する意識が「いつもと違う」演奏を記録させた可能性はある。細かい音はもちろん聴こえず、ピアノを識別することすら難しい局面まであるが、想像力で補って聴けば左手指は回りまくり、きっちり時間通り四角くおさめた職人的上手さに納得する。冒頭こそあっさりしすぎているように聴こえるが一貫してそのスタイルなのである。この復刻(1991)は裏表を返す時に何か言葉が入るのをそのまま入れてあるが、内田百閒の不安を醸す暗喩的想像を掻き立てる程の代物ではない。三音程度の声である。音楽家の声という意味ではチャイコフスキーの方が喋っている。

続きを読む

スポンサーサイト

サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

エルリ(Vn)ビュロー(P)(meloclassic)1952/12/15パリ フランス放送live・CD

エルリは前半では音が細く、表情変化のつけづらい一定した明るい音色を堅持している。後半激しくなると重音が出てくるせいもあるか、とたんに迫力が増し、聴き応えが出てくる。もしくは録音が音量変化をうまくとらえられてないのかもしれないが、前半の冴えなさとの対比が面白い。ピアノは軽すぎるかもしれない。

サラサーテ:カルメン幻想曲(ビゼー原曲)

タシュナー(Vn)レーマン指揮バンベルク交響楽団(ANDROMEDA他)1953/8/21・CD

これはイマイチだ。凄く上手い、というかこの曲は思いっきりソリストの腕を見せ付けるために作られているのでその点では凄みはある。しかし古今のトップクラスのソリストにくらべ技術的にどうかというとけして上位ではない。ドイツ的な重く切り裂く弾き方からは南欧の楽天的な世界は生まれないのか。ポルタメントを駆使する緩徐主題のメロメロぷりたらなく、これは勘違い演奏かもしれない。もうちょっと力を抜く場所もあったらいいのに。同じ名前の編曲は他にもあるがサラサーテのものは古風。無印。

サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

○クリモフ(Vn)スヴェトラーノフ(P)(LANNE:CD-R/MELODIYA)1982/4/13音楽院live

板起こし。この曲にかんしてはライヴということもあり双方荒い。技術的な問題を感じさせるスヴェトラの誤魔化しに始まり(伴奏ピアニスト専科の人にはありえないタッチではあるがメリハリをつけるための表現の幅と好意的にも捉えられる)終盤は速さと強靭さに正確さがついていかないソリスト、だがライヴであれば十分楽しめたろう。金属的な烈しさはこの名曲リサイタルなプログラムだとロシア様式そのもので(録音であればコーガンのものみたいなかんじ)、このコンビだからというわけではない。つんのめるような激烈さ。○。
プロフィール

岡林リョウ

Author:岡林リョウ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
カテゴリ
TAG

ストコフスキ 四重奏団 フィテルベルク ミュンシュ トスカニーニ コンドラシン バルビローリ 作曲家 モントゥ アンセルメ 作曲家演奏 ブール エネスコ ガウク ミトロプーロス ロスバウト サージェント オイストラフ フランセ ワイエンベルク ORTF アンゲルブレシュト サモスード デゾルミエール イワーノフ ゴロワノフ ムラヴィンスキー ピエロ・コッポラ モイセイヴィチ ベーム セル クーベリック カルミレッリ シュヒター バーンスタイン ビーチャム パシャーエフ ツィピーヌ アルベール・ヴォルフ パレー ウォレンスタイン アラール オーマンディ サモンズ 山田一雄 ロストロポーヴィチ シェルヘン モートン・グールド ギレー モイーズ 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。