ロジェ・デュカス:弦楽四重奏曲第2番

○レーヴェングート四重奏団(MANDALA)1954/2/27パリ・CD

楽団に敬意を表して○にしておくが、駄作。絶筆であり作曲後間もない録音であり資料的価値はある盤にせよ音楽はまとまりがなくひたすらだらだら長い。フランクよりは新しいだけあって新旧様式混淆の多様な聞かせかたをしてくるが、明らかに「アメリカ」を意識したような前時代的な表現に、フォーレの室内楽の作法を重ね合わせ、国民楽派の影響をうけるもドビュッシーにまで踏み出せないフランス派SQとしか言いようのない1楽章からしてうんざり。楽章が進むにつれフランク的マンネリズムを打破しようというような暴力的なリズムや不協和音がおりまざるも、ルーセルの明快さもオネゲルの思索性もない、思い付くままの老いた繰り言。よくわからない構成以外、新味がない。3楽章はかなりつらい。この盤で17分、アダージォだ。4楽章制を守るはいいが、全部で50分となると、時間配分は完璧だが(この盤で14、7、17、11分くらい)、全部が長すぎる。4楽章で型にはめたようにわかりやすい五音音階を繰り返すにいたり、ウォルトン10代の佳作ピアノ四重奏曲か!と80代の作曲家に突っ込みたくなった。むろんもっと捻った構成に組み込んだものではあるが。フランクやショーソンの室内楽好きならいけるのかな。あと、私がデュカそしてフローランが余り得意ではないことを付け加えておく。レーヴェングートQの新しい録音を早く復刻してくださいdoremi。かれらはベトも得意だったけど、十字軍だったのだから。
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