フェルー:弦楽四重奏曲ハ調

○レーヴェングート四重奏団(vox)1960年代・LP

ミヨーとのカップリング。六人組と同世代でフローランの弟子筋の夭折の作曲家兼批評家である。作風は親しかったプーランクよりイベールに似ており、やや保守性をしめし、構造への執心は師匠に近い。ミヨーを思わせる晦渋な響きも聴かれるが、そういった点からも新古典主義というより折衷的作曲家であるように感じる。室内楽に強い作曲家という面があり、フォーレ的な暗い魅力をもつこの晩年作(とはいえ事故死のため死の予感どうこうというのはないが)も非常に鋭敏な感覚でマニアックに作り込んだアンサンブルが印象に残る。ピチカートを織り混ぜた清新な響きの競演はイベールのそれよりも手が込んでいる。リリシズムをたたえたレーヴェングートQの演奏ぶりは、とても上手くまとめているといったふう。技巧的に難しいところも難なく切り抜けている。○。
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