ニーノ・ロータ:愛のカンツォーネに由来するシンフォニア(交響曲第4番)

○児玉宏指揮大阪交響楽団(KING)2011/3/17日本初演live・CD

言葉が見つからない。名映画音楽作家は純音楽に向かないという見本のような凡曲である。一楽章からしてイタリアどころかロシア国民楽派だ。オーケストレーションも和声も平凡で、100年遡っている。高音打楽器やリズム、甘ったるい旋律(自作映画音楽の引用だ)の一部にはイタリア的なものは認められるが、ロシア国民楽派が中欧古典から周辺国それ以外のオリエンタルな素材まで取り込んだ貪欲さの範疇に余裕でおさまる程度の冒険である。タネーエフとカップリングされたのは道理に適ったことだ。二楽章以降のほうがまだましで、名作映画「山猫」から素材が取られているからと言えば身も蓋も無いが、じじつその通り魅力が増し、三楽章など浮き立つように楽しい(オケが非常にうまい)。いや、それでもとてもストラヴィンスキーと親交があったとは思えない半端な作風、交響曲としてできのいい代物ではないが、指揮者とオケに○ひとつつけておく。よくやる気になったものだ。
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