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アルベニス:イベリア~第1集、第3集(アンゲルブレシュト管弦楽編曲)

アンゲルブレシュト指揮ORTF(ina)1960/5/24live

放送ライヴで、同曲の第一集(エボカシオン、港、セビリアの聖体祭)のあと、ファリャのスペインの庭の夜をやり、続いて第三集(エル・アルバイシン、エル・ポロ、ラバピエス)、最後に得意のドビュッシー「イベリア」で終演となる。この曲にアンゲルブレシュト?という感じもするがやはり「客観的な」演奏。リズム感や前進力は足りないが、透明感を保ったカラフルな響きとかっちりしたアンサンブルで特有の雰囲気はかもしている。ドビュッシーの演奏でおなじみのスタイルである。ステレオの良録音がかえって災いしたというか、アンゲルブレシュト(作曲も行っていた)の編曲はどうも単調で、高音の弦楽器がひたすら旋律をかなでるような、曲そのものの響きの個性はそのまま伝わるが、入り込めないというか、迫力が無い。アルベニスという作曲家には体臭のようなものも必要なのだな、ドビュッシーとは違う、と思った。
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アルベニス:イベリア(アルボス管弦楽編)

○セバスティアン指揮コロンヌ管弦楽団(URANIA/NIXA)1953・LP

この曲で演奏の違いを説明するのは難しいのだが、カラッとした演奏で色彩も豊か、特長の強い演奏ではないが楽しめる。コロンヌ管の音だ。

アルベニス:組曲イベリアより四つの印象(アルボス管弦楽編)

○アルボス指揮マドリード交響楽団(columbia,verso)1928・CD

CDは終曲のみ復刻状態が違い不可解。極端にノイズリダクションをかけたのか、そもそも音源がSPではないのか???ノイズが無い分ちんまりしている。また全曲ではなく3曲のみ復刻した音源がduttonより出ており、録音時期がバラバラである可能性もある。さて、編曲者による演奏は曲にもよるがリズム、歌い方に独特の癖があり、スペイン情緒を盛り上げる。CDは残響過多でかつ高音のノイズを除去しているせいか細部の聞き取りづらい音だが、そこを通して聴こえてくるのは民族的かつ「レトロな」音楽。解釈としてはそういう細部にこだわらなければ落ち着いたもので、スタイルとしても音楽の前進性に引きずられ前に流れていくこともなく、しかしそれなりに力強い。いかんせん音がイマイチなので細かくはよくわからないというのが正直なところだ。○。

アルベニス:組曲イベリアより四つの印象(アルボス管弦楽編)

◎ガストン・プーレ指揮LSO(discover/MGM)CD

父プーレの代表的指揮記録で、CDは残響過多ではあるがそのぶんほぼステレオに近い高精細の音響を楽しめる。いやこれは勢いがあって素晴らしい。アルボスの編曲は極めてファリャ的であり、垢抜けしたカラフルなものでとても聴きごたえがある。めくるめく転調の連続などワグナーの跡を継いだような巧緻な譜面を見事に管弦楽に移し替えている。その編曲の巧みさ、原曲の斬新さ・・・スペイン国民楽派からドビュッシーらの旗揚げする近代音楽側へ踏み出した姿・・・を存分に楽しめる。プーレの勢い任せのような部分は無く、ストレートで、ラヴェルを聴いているような錯覚に陥るほど美しい。これはCDで聴くほうがよい。○。Amazon.jpでダウンロードも可能。

アルベニス:ナヴァーラ(アルボス管弦楽編)

○ロジンスキ指揮ロイヤル・フィル(discover)CD

元はwestminster録音か。ロジンスキらしい力感が最初から音楽を強く引っ張り、ステレオの良好な録音とあいまって楽しく、またアルベニス・アルボス両者の作曲・編曲技術の巧みさに目を見張る。◎にしてもいいくらい。ガストン・プーレのイベリアとのカップリングだがこれもよい。

アルベニス:ナヴァーラ(アルボス管弦楽編)

○アルボス指揮マドリード交響楽団(columbia/verso/dutton)1928・CD

CDは残響過多で実体が見えにくいが、ぐいぐい引っ張っていくというより徐々に大きく盛り上がりを作っていく編曲者アルボスの指揮者としての力量が垣間見える演奏となっている。オケもローカリズムに陥ることなく、あくまで民族音楽ではなくクラシカルな音楽としてきっちりやっているように聴こえる。巧い。
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