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ポポフ:交響曲第2番「母国」

○アーベントロート指揮ライプツィヒ放送交響楽団(urania/Hector:CD-R)1952

一楽章は何とも暗く前時代的な、教会音楽的な趣も持つ音楽で聴きどころはないが、二楽章はいきなり祝祭的でアメリカ風ですらある派手な音楽。これは楽しい。三楽章は一転して今度はショスタコを思わせる一楽章とは違う暗さを孕む音楽。不協和音を忍ばせるなど、保守的でいながらも何かを訴えかけようとしている。最後は僅かに希望を感じさせる。四楽章は弦の律動に率いられ不安さの表現がしばらく続くが、次第に明るさも織り混ざり旋律性が取り戻されていく。独特で見事な書法だが、重厚に迫りくる迫力といいアーベントロートやオケの腕によるところも大きいに違いない。ロシアオケ特有のだらしない響きや独特の音色が混ざらないぶん、曲の価値がしっかり伝わる。明らかに文学的背景を持った内容だが、それを気にしなくても壮麗で悲劇的なフィナーレを楽しむことは可能だろう。典型的な凡庸なソビエト交響曲かと思いきや、なかなかに複雑で汎世界的価値を感じさせる。光がさして終わるところが録音上ブツ切れになっているのは残念。
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