アイアランド:サルニア

パーキン(P)(CHANDOS)CD

この曲を知ったのは自費出版の音楽本。ただひたすら偏愛を語る類いのものだった。アイアランド晩年作品、ただただロマンティックな音楽。心地良い。春ということで。作曲家に師事したパーキンさんにはモノラル録音もある。

https://youtu.be/GvLG9T8qOiw
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アイアランド:丘

○バートン指揮ハレ合唱団(ho)2005/11/3・CD

アイアランドも保守的な作曲家だが同時収録されたエルガーよりは曲的に面白い。だがやっぱり短いし演奏どうこう言うことはできない。

アイアランド:ロンドン序曲

ボールト指揮LPO(LPO他)アイアランド生誕70周年記念1949/9/10ロイヤル・アルバートホールlive・CD

40年代の録音と50年代の録音は大きく音質が変わる、これは非常に音が悪く、実況録音という点もマイナスに働いている。曲は無害な演奏会用序曲でウォルトンほどのインパクトは無いが適度に派手で保守的ながらも聴かせどころはあり、アイアランドの中では演奏されるほうだろうが、正直、ボールトをもってしてもこの録音の悪さをおしても聴かねばならないほどの説得力は伝わらず、曲の魅力も伝わらない。もともとブラスの曲であり、素直にブラスとパーカスの原曲でやっていればまだ違ったのかもしれないが。無印。

アイアランド:チェロ・ソナタ

○サラ(Vc)作曲家(P)(columbia)1928/10/25・SP

だいぶ後にdeccaに録音しduttonが復刻したヴァイオリンソナタ1、2番と、この録音が自作自演のソナタとして残っているもののすべてだそうである。曲はピアノの秘教的な雰囲気と名技的な書法にくらべ、ソリストはどこかで聴いたようなフレーズをならべ、3楽章の最後などほとんどドビュッシーのチェロソナタである。この楽章に関してはシャープなピアノとコントロールのよいチェロが瑞々しい音楽を紡いで秀逸だが、そこまでの陰鬱だったりロマンティックだったりする音楽はちょっとだれる。冒頭からしてソリストがふるわず、ろうろうと歌うのが得意なソリストではなかったのだと思う。ぎくしゃくしている。アイアランドは特殊なリズムも小気味よく跳ね上がるように、実に適切に処理していく(自作だから当たり前か)。ピアニストとしてとても腕のある人だったことが伺える。総じて○。時代なりの音。

アイアランド:ピアノ協奏曲

○アイリーン・ジョイス(P)ボールト指揮LPO(LPO/naxos)1949/9/10ロイヤルアルバートホ-ルlive・CD

作曲家70歳記念演奏会の記録で、一貫してボールト・LPOがその役をになっている。ソリストは「逢引き」の劇伴でも知られるスターピアニストのジョイス。しかし演奏はしっかりしていてロマンティックに揺れることは無い。穏健と見られがちなアイアランドの、同時代イギリスの作曲家に対して先鋭ではあっても後衛では決してなかった「渋さ」を明快に描き豪快に弾き切っている。素晴らしいものだ。

アイアランド:ロンドン序曲/ピアノ協奏曲 変ホ長調/前奏曲「忘れられた儀礼」/これらはそうあるべきアイアランド:ロンドン序曲/ピアノ協奏曲 変ホ長調/前奏曲「忘れられた儀礼」/これらはそうあるべき
(2009/09/01)
アイリーン・ジョイス、レッドヴァース・ルウェリン 他

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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

アイアランド:チェロ・ソナタ

○サラ(Vc)作曲家(P)(columbia)1928/10/25・SP

古い録音だが、英国ではこのころ同時代音楽が沢山録音されており、その中で取り立てて音が悪いわけではない。しかし、バックスのように多様な表現手法をつぎ込んだりディーリアスのように独特のロマンチシズムを作為的にしつらえていくようなところのないアイアランドの曲は、録音群中いまひとつ記憶に残りにくいものがある。偏愛する旋法的表現や和声によってのみ個性を主張するため、保守的で幅が狭い印象をあたえる。ただ、逆にアイアランドに、たとえばピアノのための「サルニア」だけを求めるような偏愛組にとって、アンサンブル以上の規模の楽曲の中では親しみやすい内容だと思う。チェロの音域はこの音質ではやや聴きづらいが、特に特殊なことはやらせていないし、オーソドックスな楽曲構成ゆえわかりにくいことはない。晦渋に聴こえるのはとりとめのない音線の問題もある。女性チェリストを輩出した英国においてこのソリストの位置づけはわからないが柔らかくも纏綿とし過ぎずちゃんと弾いている。○。

アイアランド:二つの小品~Ⅰ.4月

○作曲家(P)(columbia)1929/2/18・SP

自作自演の旧録。50年代の新しいものよりも快活で明るく、速さもあって若々しい印象。クリアな音ではあるが、どうしてもSPなりのノイズが気になるところもある。いい曲。○。

アイアランド:組曲「感謝祭」~アイランド・スペル(1912)

○エリック・パーキン(P)(CHANDOS),

アイアランド:祝福された少年

フットン(Vc)プラット(P)(DUTTON)1938/11/17,

アイアランド:幻想三重奏曲

グリンケ(Vn)フットン(Vc)タイラー(P)(DUTTON)1938/11/17,

アイアランド:サルニア(1940-41)

○エリック・パーキン(P)新/旧録あり(後者LP)(CHANDOS)~アイアランドの作品には昔から興味があった。保守的なイギリス二十世紀音楽界にあって、フランス的な洗練された新鮮な精神の煌きが、音符の間から零れ落ちるような室内楽曲に触れた事があったからだ。しかしアイアランドのレコードはすこぶる少ない。現役盤としては恐らくパーキンの独奏曲全集が殆ど唯一のものだろう(シャンドス)。だが耳にした瞬間に自分がこの曲を切無い程に好きだと悟るような威力を持つ「サルニア」に遂に触れる事が出来た今、この作曲家がバタワース、ホルスト、ヴォーン・ウィリアムズの系譜に並ぶ、優しい、自然、太陽の柔らかな陽射しと限りない草原のおりなす大地のうねり、それそのものの音を織り上げることのできる、本当に数少ないクラシック作曲家であると確信できた。今までもそうだったし、これからも恐らく再評価されレコードが増える類の作曲家ではあるまい。しかし、フェデリコ・モンポウのように、本当に一部のファンが限りなく愛で続けるであろう、珠玉の響を持つ独奏曲群、これがあるだけで、それがあることを私は知っている、それだけで良いように思えてしまうのだ。(1995記),

アイアランド:ヴァイオリン・ソナタ第2番

サモンス(Vn)作曲家(P)(DUTTON)1930/10/17

アイアランド:ヴァイオリン・ソナタ第1番

グリンケ(Vn)作曲家(P)(DUTTON)1945/11/22,23

アイアランド:4月(1924-25)

○作曲家(P)(EMI)1950・CD 素朴で世俗的な雰囲気がある。独特の抒情世界はアイアランドの詩人的気質を物語る。特に晩年のノスタルジックなピアノ独奏曲は、慰めに満ちた心優しい響きに溢れている。作曲家自らのピアノによる「4月」の録音からは、ディーリアスよりも純粋で、ヴォーン・ウィリアムズよりも身近な、人間らしい暖かさが滲み出ている。自然をうたうアイアランドの世界は、広大な空虚の中にある小さな命を見詰める優しい視線を感じさせる。泣けます。アイアランドのピアノ曲は良いです。エリック・パーキン大先生の録音が容易に手に入ります(ゆったりとした演奏です)。お勧め曲はあと「サルニア」です。アイアランドは20世紀のイギリスの穏健作曲家です。アイアランド自身は2回録音しています。 ,
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