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M・リンパニー死去

M・リンパニーさんが死去。英女性ピアニスト。75歳で日本初公演、エレガントで慎み深い演奏で聴衆魅了。88歳。(産経速報)
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ショスタコーウ゛ィチ

○コンドラシン指揮ACO(RCO)1968/12/20LIVE

こんないい曲だったけか!カッコイイきっぱりした棒にオケの冴えも素晴らしい。3楽章がなんといってもききもの。肯定的作風に輪をかけててらいのない演奏で安心して聞ける。○。

ショスタコーウ゛ィチ

○ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィル(URANIA)1955/10/2アテネLIVE・CD

かなり情緒的だが2、4楽章の驀進力など崩壊寸前なまでに凄まじく、ミトプーらしい力技を見せる。この曲を得意としただけあって、一つとして無駄なフレーズを残さず演じきっている。表層的な盛り上がりに力を入れ過ぎていると感じる向きもあるかもしれないが、4楽章最後がここまで盛り上がる演奏も滅多にない。このあたりは完璧である。祖国凱旋の指揮者を称えるブラヴォも果てしなく続く。○。

ドビュッシー:民謡主題によるスコットランド行進曲

トスカニーニ指揮NBC交響楽団(ANDANTE)1940/4/18放送LIVE

元気だけど曲が国民楽派的なので音色変化の鮮やかさを浮き彫りにして際立たせるまでもなく雄弁なところがつまらない。うーん。

ドビュッシー:小組曲(ビュッセル管弦楽編)

○ビュッセル指揮コンセール・ストララム管弦楽団(ANDANTE)1931/5/26・CD

急くようにつんのめり気味なのが時折気になるがこの無理したような速いテンポは収録時間の関係だろうか。新録より若々しいとも言える。素朴な音だけど作曲(編曲)時期に近いだけの生々しさがあり、とくに4楽章は荒さが味になっている。上手いオケではないが音や表現に実に雰囲気があるから、技術や音質にこだわりがなければ楽しめるだろう。

ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲

○グランジャニー(HRP)シルバン・レビン指揮ビクター弦楽合奏団(HMV/SLS/ANDANTE)1940(1945/3/12?)・CD

作曲家ゆかりの男性ハーピスト、グランジャーニの旧録。野太く力強い音はやや悪い録音のせいか幾分後退し、寧ろロマンティックなニュアンスの微妙な揺らぎさえ感じさせる雰囲気あるものに仕上がっている。テンポは幾分速く爽やかさに拍車をかける。なかなか普通に聞ける佳演。andanteは45年の日付を記しているがvictorの1940年録音と同一音源の可能性が高い。

SLSがSP復刻したものは同じ音源と思われる。針音をまったく削らない「自炊音質」で「あとはお好きに除去どうぞ」状態なのだが、ぱちぱちノイズの奥からはやはりこの人のフランスで生まれ育ち教育を受けた経験がより近い時代にて澄みやかに伝わる、女流ハーピストもかくやというような典雅な演奏となっているのがわかる(活動の中心はアメリカで1945年国籍取得)。表情付けというか恣意性はここでもわずかに表れ特徴づけるものとなっている。従前日本語としてグランジャーニと表記してきたが、グランジャニーという読みに統一されたようなので以後グランジャニーとし、過去ログも修正する。

ところでいまだに遠い昔に読んだ書籍にあった「ドビュッシーの賞賛を受けた」という文章のソースが見つからない。ラスキーヌと父ジャメがこの曲の解釈について作曲家より示唆を受けた話についてはマリ・クレール女史のLPジャケットライナーにかかれていたが、ラスキーヌとグランジャニーは同世代であり、ハープの世界は当時10代前半で既に音楽学校にてソリストとしての道をひかれるものであったことから、邂逅はありうるものと考えている(がどちらも10代中盤でのことだったのではないか)。ラヴェルと演奏を共にしたというのは時代的に珍しくはない。

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

○ストララム指揮コンセール・ストララム管弦楽団(VAI,ANDANTE)1930/2/24シャンゼリゼ劇場・CD

モイーズが1番フルートで在籍していたことでも有名な楽団。当然冒頭のソロもモイーズということになろう。微妙なニュアンスで歌うというより太く確実な発音で安心して聞かせるという側面が感じられるが、オケプレイヤーとしてはこれでいいのだろう。2枚のCDでたいした音質の差はなく、総じて悪い。SP原盤の宿命だろう。だが十分柔らかい抒情があり、雰囲気は明らかに印象派。作曲後既に数十年がたっているのだから、時代的にこのくらい意図に沿ったこなれた演奏が出てきていても不思議は無いわけだ。佳演。

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ドビュッシー:夜想曲

○アンゲルブレシュト指揮ドビュッシー祝祭大管弦楽団他(ANDANTE)1932-34・CD

復刻が進み過ぎてすっかり有り難みが無くなってしまった指揮者だがかつてはドビュッシーお墨付きの指揮者としてマニア間では珍重されていたものである。フランスでは同時代音楽のスペシャリストとして今もってビッグネームを保っており、確か作曲も手掛けラヴェルらと共に活動していた時期もあったと記憶している。重要な書籍もいくつか出している。

古い音のせいで余計な想像力が働いているせいかもしれないが、意外と情緒的な感じがする。冷たく突き放したような演奏に聞こえる録音も多い中、ライヴ的な雰囲気作りがみられ、なんともいえない香気を放っている。覇気も感じられるが、貧弱な録音ゆえ力感はイマイチ。楽章ごとに録音時期が違うので統一感もあまりない。総じては真ん中くらい、鋭いアンゲルらしさはせめてもうちょっと雑音が減らないと感じとれない。

ラヴェル:ボレロ

○トスカニーニ指揮NBC交響楽団(MUSIC&ARTS)1939/1/21LIVE・CD

テンポが速すぎると文句を言った作曲家を、腕ずく(もちろん「演奏」という意味ですよ)で納得させた(とロザンタールが言っていた)トスカニーニのなぜか唯一の記録。30年代にしては破格のいい音だと思う。これはもう各ソロ楽器がトスカニーニの敷いた線路に乗ったうえで勝手にそれぞれ表現しつくしている感じがして面白い。つじつまがあうギリギリまでテンポを揺らしかっこよく歌いこむ人もいれば、つんのめり気味にどんどん先へ突き進もうとする人もいるし、ボレロらしくきっちりインテンポを守る人もいれば思いっきり音を外して恥をかいている人もいてさまざま。こういう楽器おのおのの表情変化を楽しむ曲だ。面白い。

トスカニーニに「不断のテンポ」があるかといえばそうでもない。長い長い旋律の後半部分でシンコペから3連符に入る音の高いところ、必ずテンポを思い直すように落としているのだ。これは・・・現代の耳からすれば違和感がある。これは踊りの音楽である。こういう盛り上がりどころでのスピットなリタルダンド挿入というのはどうなんだろう?更にクライマックスあたりでもいっせいにテンポを落とす箇所がある。こうなるとトスカニーニ解釈ここにありというか、前近代的なロマンティックな解釈とは隔絶した硬質さはあるのだけれども、まるでムラヴィンスキーのように(影響関係逆だが)確信犯的で予め準備された「崩し」が入るところに独特の作家性を感じるし、違和感はあるけど、それなりに面白くもある。最期はもちろんブラヴォー嵐。何度聞いても面白いですよ。

ドビュッシー:海

トスカニーニ指揮ニューヨーク・フィル(MUSIC&ARTS)1936/4/16,19LIVE・CD

はっきり言って鑑賞に値しない音質であるが、トスカニーニは若い頃のほうが全然いいという説もあり(実際聞いたんですか?と問いかけたくなる怪しげな言説ではあるが)、いちおうドビュッシーファンなら古い記録として聞いておいても毒にはならないかと思う。けどですね、そんな状態ですので、トスカニーニの覇気は感じられてもオケの威力は感じられず、何かうすっぺらいものを聞いた感触すら残る。よほど曲に造詣のない方には不要、造詣のあるかたは頭の中で音を補って聞いてください。たぶん、後年の録音と解釈的な差はありません。無印。ブラヴォーは凄い。

マーラー:大地の歌


○ルートヴィヒ(Msp)、スピース、ラウベンタール(T)カラヤン指揮ベルリン・フィル(PANDORA'S BOX:CD-R)1970/12/14-15LIVE

いやー、リキ入ってます。オケも物凄い迫力だし、うねるように雄大な音楽作りは歌唱を圧倒。録音は放送ゆえ雑音すら混ざるものだが悪くは無い。大地の歌としてのいまひとつの深みは無いが、何か異様な迫力を感じるのは私だけだろうか。ルートヴィヒの歌唱が中間楽章でやや下卑てしまったり、ソロ楽器に瑕疵が聞こえるのはライヴゆえ仕方ないだろう。73年のDG録音よりいいと評する人がいるのもなんとなく頷ける。ちなみにCDにはメゾソプラノとテノール(バリトンと表記しているが)が同じ歌を相互に歌っているように書いてあるが、実際にはテノール二人が歌い分けているもよう。というか二日間の編集なのでテノールが交代しただけのような気がする。歌唱に明るくないのでこの二人のどちらがどれを歌っているのかよくわからない。可もなく不可もなくという印象、どっちにせよ。○。

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ミヨー:序奏とアレグロ(原曲クープラン)

○ミトロプーロス指揮ミネアポリス交響楽団(nickson)CD

立派な演奏でびっくり。純粋に古典的な解釈ではないが、前近代的な揺れまくりの解釈ではなく、しっかり骨組みを組んだ演奏になっている。同曲の意外な名演。古いので雑音注意。

ラヴェル/シャルドン:ハバネラの主題による小品

○シャルドン(Vc)ミトロプーロス指揮ミネアポリス交響楽団(nickson)CD

これ、ラヴェルの原曲がわからないんですよ。スペイン狂詩曲でも使われた有名なハバネラではありません。ごく短いので、軽い雰囲気のある演奏、とだけ言っておく。深みは無い。

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シャルドン:ルンバ

○シャルドン(Vc)ミトロプーロス指揮ミネアポリス交響楽団(nickson)CD

何処の誰だか知らないが結構ごきげんな曲で楽しい。チェロは達者だけど深みはない、といっても録音が古いのでなんとも言えないが、○はつけておきます。

tag : ミトロプーロス

ハルトマン:交響曲第6番

○エーリッヒ・クライバー指揮バイエルン放送交響楽団(STRADIVALIUS)1955・CD

この時代人気があった現代作曲家だが、いい意味でも悪い意味でもそれなりに聞けてそれなりに楽しめるといったたぐいの作風である。決して先鋭ではないし、かといってわかりやすくは全然無い。カップリングのダラピッコラとはっきり言って大して違いを感じないほどがしゃがしゃしているし、ポロンポロンいっている(どんな感想だ)。でも演奏はなぜかノっているので○にしておく。

ダラピッコラ:管弦楽のための2つの小品

○エーリッヒ・クライバー指揮バイエルン放送交響楽団(STRADIVALIUS)1955・CD

ダイナミックなエーリッヒが聞ける。手慣れたというか、高度なテクニックの存在が伺える鮮やかな指揮ぶりだ。曲はゲンダイだがロマンティックというのとも違った意味で聞かせる演奏。

ベルク:ヴォツェックからの3つの小品

○アンネリー・クッパー(SP)エーリッヒ・クライバー指揮バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン合唱団(STRADIVALIUS)1955・CD

擬似ステレオ効果が耳障りだが録音はよい。精妙で生臭さの無い演奏ぶりは流石当時現代音楽指揮者としても知られていたこの人の、今や知られざる一面を垣間見させるものだ。しかし冷徹というわけでもない。オケには時代の響きというか、マーラー的ということではないんだけれども、ロマンティックなところが、フレージングなどにどことなく内在しているように感じられる。そこが次世代以下の指揮者との違いだ。同時代性というのともまた違う、エーリッヒのこれが個性というやつだろう。微温的な佳演。この精度で初演していたなら当時としては最高のものだったろう。全曲聞いてみたかった。

フランク:交響曲

ルネ・バトン指揮パドルー管弦楽団(CON MOTO:CD-R,DECCA)CD

雑音がかなりキツイ録音だがSPゆえ音自体は明瞭に捉らえられている。骨組みのがっしりしたドイツぽさの強く感じられる1楽章、柔らかな叙情の中にも強く統制のとれた演奏ぶりが頼もしい2楽章、録音が心もとないが、ロマンティックな揺れの皆無な、凝縮された力感と勢いよい開放感が感じられる3楽章と、現代的な感性すら感じさせる、とてもしっかりした演奏である。録音があんまりなので○はつけられないが、驚くほど完成度の高い演奏である。

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バルトーク:ピアノ協奏曲第3番

リパッティ(p)ザッヒャー指揮南西ドイツ放送交響楽団(URANIA/TAHRA)1948/3(5?)/30放送live・CD

TAHRAは五月としている。しょっぱなからオケがグダグダ・・・。最初イタリアのオケかと思った。録音も悪い(何とかしてくれハウリング音)。リパッティもイワユル落ち着き系の演奏振りで、私個人的にはもうちょっとスピード感が欲しい気がする。勢いが無く、音だけ綺麗に磨かれている、いかにも現代音楽演奏家の音楽に近い作り方がされている。1楽章イマイチ。

2楽章は冒頭から美しく情感を込めて歌い上げられる。作曲家の白鳥の歌と言ってもいい清澄な悟りの音楽(望郷の音楽とも言われるが)、孤独でさみしげなリパッティの演奏ぶりもちょっと並ならぬ雰囲気がある。まだ作曲家が亡くなって3年しかたっていない。作曲家ゆかりの演奏家たちなだけに、ここは感傷を込めずにはいられなかったのだろう。一方繊細な響きがちょっとフランス風な感じもする。若い頃にドビュッシーの影響を強く受けたバルトークの本質の一端が引き出された形だ。中間部の明るい「目覚め」の音楽にもうちょっとテンポ的なコントラストを付けて欲しい気もしたが、そもそもそういう演奏解釈ではないのだろう。ここは落ち着いた音楽にてっしている。美感はそれなりに評価できる。プロコフィエフ的なくぐもりに落ち着く後半部も感情が入っている。冒頭部が蘇るところでのヴァイオリンの鋭い音色が美しい。

3楽章。あいかわらず落ち着いた演奏ぶりに違和感。リパッティという俊敏そうな名前とは隔絶した遅速ぶりで、勘違いアマチュアピアニストなんて「もっと上手く弾けるわ」なんて思うかもしれない(しかし打鍵は正確確実で音質も純度が高く、危うさを感じさせるところが皆無なところにアマチュアとは全くレベルの違うものが確かに存在していることは言わずもがな)。オケも迫力に欠ける。打楽器系が弱いし木管ソロもつんのめりがち。オケは前へ行きたがっているのかもしれない。いずれ録音が悪すぎるので断言は避けるべきかもしれないが、強烈な個性を感じないことは確かだ。古典的なフーガが現れる場面などアンサンブルの面白さより響きの美しさを重視したような感じもする。どことなくタテの音楽ではなくヨコの音楽を志向している。最後の盛り上がり(絶筆部分前後)は録音がとらえきれてない。ぶちっと切れる。総じてム印。

レーガー:シンフォニエッタ

○ボンガルツ指揮ケルン放送交響楽団(GARNET)1970'・LP

シンフォニエッタのくせに1時間弱かかるという交響的大蛇。これはもうワグナー/リヒャルト・シュトラウスの申し子たる、ぬるまゆーい雰囲気の長大半音階的音楽(重厚ではない)。弦を中心とする分厚い音響に彩られたフランツ・シュミットの雰囲気に非常に似ているが、そこから魅力的な旋律を取り去って、より構造的に突き詰めたような(時代的には逆だろうが)、いわば交響曲2,3番あたりをながーく引き伸ばしたような作品と言え、レーガーだから緻密で構造的でそういう面白さもあるのだろうけども、一般的な聴衆は一つ一つの要素に拘泥せずにただ聞き流し浸り切ることでのみ価値を見出すことができるたぐいのものと言う事ができるだろう。聞き心地は悪くない(明るく暖かい)ので前記の作曲家群が好きな向きは是非試してみていただきたい佳作である。この演奏はちょっと軽めに仕上げた感じがする。そこが程よいというか、うまく中和的に作用して曲を聞きやすくしている。ハープの典雅な響きなど意外と印象派的な魅力も引き出している。オーケストレーションのせいもあるのかもしれないがオケが割合と薄く、ヴァイオリンが剥き出しになる部分など生音が聞こえてしまうところもあるが、ボンガルツが実に手際よくまとめるおかげで瑕疵と認識しないうちに次の変奏に移行してしまうから、これは棒の力でカバーできていると言っていいだろう。編成はともかく技術的にはかなりいいセンを行っているがケルンだからあたりまえか。ドイツではいい意味で個性の薄いオケだからこその爽やかな肌触りが曲をいい方向に持っていっている。総じて○にしておく。ステレオ。
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