オネゲル:オラトリオ「ダビデ王」

J.ジットン指揮セント・ソリ管弦楽団、パリ大合唱団、ガイヤール(CA)(musidisc)作曲家監修

終始軽い!明るくてこじんまりとした演奏。ドロドロや爆発的な開放感とは無縁で、起伏に欠ける。自作自演とは全く違う印象(オケの差、スタジオ録音ということもあるだろうが)。流れはいいが、聞き流すには長すぎるし、それでも耐えて有名なアレルヤ大合唱のカタルシスを得ようと思ったら大したパワーもなく終了・・・監修はオネゲルのことだからしっかりやっているとは思うけど、一つには編成が小さいこと、もう一つには「スタジオで理想どおりに音を整えるとこうなってしまう」ということか。綺麗だが無印。
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シューマン:交響曲第2番

エネスコ指揮NYP(DA/Lanne他:CD-R)1937/1/31LIVE

エネスコの指揮は非常に達者。録音が悪すぎて音色は余りわからないし途切れやヨレも多いが力があるので聴ける。1楽章などフルヴェンを思わせる中身のある突進。とにかくがしっとアンサンブルが乱れない。緩徐楽章はわりと静かに落ち着いている。聴き進めるにつれ寧ろE.クライバーに近いかもしれないと思う。躁鬱な終楽章は少しテンポが重いが往年の演奏らしい歌ごころが強く打ち出されている。NYPだからわりと音がニュートラルに聞こえるのか。中々のしっかりしたフィナーレ、ベートーヴェン的なしつこさを粘りに反映させたフェルマータのあとにはヴラヴォも出る。○。現在webで聴ける模様。

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tag : エネスコ

手が出ない

アメリカものはアメリカの店に頼むと高くつくんですよね。。
アイヴズのサインが3年ぶりに出たんですが、$2,000て・・・契約書もので名前しか書いていない・・・それってうちのマーラーより高いっす・・・円高とはいえ一般人には手が出ないです。ちなみにサンサンの書簡は7万円くらい。あんだけたくさん出てるのに下がらないガーシュインよりは安いけど、こりゃ高すぎる。アイヴズはRVWと並んで私の精神的支柱になっている作曲家ですが、気長に待ちましょう、もっと安いのが別の国から出ることを・・・まあ、ないでしょうけど。

サティ:ジムノペディ第3,1番(ドビュッシー管弦楽編曲)

○ライナー指揮シカゴ交響楽団(DA:CD-R他)1960/3/25live

小憎らしいほどに完璧な表現で描かれた「サロン音楽」。アメリカ一般市民が想像しうる「上流階級の師弟が集う場に流れる音楽」そのもの。しかしサティは貧乏な一介の酒場のピアニスト兼作曲家であり、後年もダダイストとして富とは無縁の活動を続けたのである。しかしその音楽はドビュッシーによって、「こうも表現可能なほどに」香気を漂わせるものになった。「あなたが欲しい」などサティは今もスタンダードに歌われるシャンソンの作曲家でもあり、その意味で大成功した作曲家・・・の筈だったのだが、この曲にはやはり闇があり、それはピアノの途切れ途切れの音粒の間から立ち上るものであり、擦弦楽器の途切れないレガート音では表現しえないものである。ライナーは小憎らしいほどのデュナーミクへの配慮、バランス感覚により違和感を極力抑えている。ほんと小憎らしい。録音が悪いので○にとどめておく。(シカゴ交響楽団自主制作CDボックスに正規版が収録、別項で◎評価)

サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン付」

○ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(DA:CD-R)1963?/2/2live

サンサンは古めかしいけど男らしい旋律や意表を衝いた転調が素晴らしくカッコよかったりする。ワグナーだろうなあ、フランクよりもワグナーに近い。ベートーヴェンやブラームスの世界の延長上という意味ではロシア折衷派の交響曲にも近い。録音は無茶いい。オルガンの響きもよくとらえられている。よすぎるがゆえに偽演な気もしてしまうのは最後のフラブラのわざとらしい重なりかたからきている感想だが途中環境雑音をかんがみると良好なエアチェックと考えるべきか、そもそもマスターものか。パイプオルガンの導入は賛否あるが、古風な響きに重なるさまは奇妙にマッチして面白い。サンサンはけっこうこういう冒険をする職人作曲家だ。コテコテのロマン派音楽に古典派の教会向けオルガン曲をかぶせたよう。ピアノの導入もまたあざといくらいに効果的である。このへんが後代の先鋭な職業作曲家にも一目置かれていたゆえんだろう。じっさい交響曲でピアノの走句を効果的に導入するという実験はいろんな20世紀作曲家、特にロシア人たちに受け継がれてゆく。ミュンシュは殆ど音楽と同化し、内部からひたすらドライヴし締め上げていく感じ。ブラームス的に緊密な2楽章第一部ではきほんアグレッシブで、緩徐部の「半音階旋律」でも余り感傷的な表現がみられないが、これがミュンシュだろう。爆笑問題のCMでお馴染み、まさに教会音楽的な古風な壮大さを煽る2部でのオルガンはやはり圧倒的で、その後ミュンシュの手をもってしても「竜頭蛇尾」的なすぼまり感は否めないが、そこそこ盛り上がり暖かいフラ拍手で終わる。○。

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マーラー:交響曲第2番「復活」

○ハーパー(Sp)ソッフェル(A)テンシュテット指揮ロンドン・フィル(VIBRATO:CD-R)1981/5/10live

凄まじいライヴ記録だがそれ以上に録音状態が凄まじい。細かく継ぎ接ぎしてあるらしく概ね物凄く聞きづらい。終盤のノイズも耳やかましい。一楽章は良好なステレオ部分と物凄いノイズまみれ左右バランス偏りまくりのステレオ部分が入り混じり、一部欠落もしている。これらだけでもう、販路に載る音盤としてはアウトだろう。テンシュテットマニアだけが聴けばいい。演奏自体はテンシュテットなりの熱のこもったネットリしたフレージングと重く盛大な響きの支配する、かなり「やりまくった」ほうの演奏だと思うが、基本的にテンシュテのマーラーは「空疎」である。マーラーの書法自体がそうとも言えるのだが、テンシュテは余りに一音一音を厳しく整え過ぎる。音と音の間に風を通しすぎて、いくらロマンティックな解釈を施しても、何かしら「軽さ」を感じてしまう。群小指揮者にはないマーラー指揮者としての力があることは確かだが、方法論は寧ろブルックナー向きだと思う。クライマックスの物凄いスケールはまさに後期ブルックナーのさばき方であり、チェリのブル8を彷彿とさせるそのスケールには「そりゃライヴで見てる奴らはブラヴォ叫ぶわな」という感じ。このブラヴォはとりわけ凄まじい。そこを買って全般としては○としておく。

ラヴェル:序奏とアレグロ

○ミラノ・スカラ座四重奏団、アッピアーニ、ペローソ、ピストーア(mercury)LP

雰囲気は満点であるものの、少し技術的瑕疵が認められる。それはロマンティックな崩しからくるものではないか。ラヴェルは少しでもルバートして崩すと全体のパズルめいたフォルムが狂い崩れてくる。その点だけ気にはなったが、往年の演奏スタイルでこの曲を楽しめるという意味では価値はある。音色もハープをはじめよい。○。

ラヴェル:ソナチネ

○ジェルメーヌ・ルルー(P)(mercury)LP

トンデモという言葉を極端に嫌う私だがこれはまさにトンデモ演奏。1楽章の極端なテンポルバートは奇妙なペダリングによってほとんどパウゼに聴こえるし(これが旋律線を完全に分断するので音楽が不規則に途切れるのだ)、3楽章では主音が装飾音の残響に埋没してしまい、リスト的なグランドソナタっぽい表現が一切そう聴こえない、多分この二つの楽章に関しては曲を知らない人が聴くと「わけがわからない」という感想しか残らないと思う。しかしバリ弾きタイプのピアニストであることは確かで、後期ドビュッシー的なこの簡素な曲では確かにほんとにバリ弾きなのかどうかわからないが、少なくとも3楽章で指のもつれる心配は一切いらないレベルではある(この時代ではそういうプロ奏者もありえた)。すれっからしが面白がって聴くたぐいでは十分にある。前時代的なロマンティックな激情の表現を、このような小曲でよくもあけすけにやったもんだという一種感服もあり、無下に扱えないと思うのはタッチの繊細さにも起因していて、フランス派的な音は素晴らしく透明で粒立ち綺麗だ。録音が2楽章だけ何故か悪い。全般モノラルのそれほどよくない音なだけに最大評価はできないが、今やったらきっと先生に怒られる解釈。いや昔でさえ、ラヴェルが聴いたらグランドピアノをひっくり返すくらいの解釈。こんなソナチネ初めて聴いた。びっくりした。療養中の私にはちょっときつかったけど。ミラノ・スカラ座四重奏団ほかの「序奏とアレグロ」とのカップリングの小盤。こういうものほど単独ではCD復刻されにくいのでけっこうプレミアがつくのであるが、それがいいことなのかどうか、私は首をひねる。ほんまもんのコレクターはそれでいいと頷くのだろうなあ。いや小編成の曲はアナログの音に限るとマニアな一言を添えて○。

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

○ゴルトシュミット指揮BBC交響楽団(WME:CD-R)1962live

ゴルトシュミットというとデリック・クックとともにマーラー研究で有名な人だが指揮記録というのは珍しい。オケが現代的な機能性をもったオケだけにゴルトシュミットの見通しいい解釈をただ音にするだけではなく伸びのある表現で増強している。分析的な表現といえばそれまででホーレンシュタインのものに似ている。がっしりした枠組みの中に独自の変更(というか恐らく根拠はあるのだろうが)を加えたものでアナライズ好きにはアピールするだろう。普通に聴いてもまあまあ面白く聴けるし、しろうとではないことは確かだ。ただひたすら録音が茫洋としていて迫力も音量も無い。だからどうも、インパクトがない。解釈自体が熱情的でないだけに昔のブーレーズの演奏に似ていなくもなく、マデルナとまではいかないが、作曲家兼指揮者の解釈に近い不思議な表現を持っているところも賛否わかれるだろう。1楽章の提示部繰り返しあり、2楽章はアンダンテだ。○にはしておくが、音が悪いことと終演後ぷつりと切れてしまうところ(どこか欠落があるようだが気がつかなった)など盤としての瑕疵もあり、無印寸前か。

バルトーク:アレグロ・バルバロ

作曲家(P)(HUNGAROTON)1935/1/31ヒルバーサム・CD

シリンダ録音らしく極端に音が悪い。だが貴重な記録としては聞ける。無印。

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バルトーク:アレグロ・バルバロ

◎作曲家(P)(HMV/HUNGAROTON)1929/11ブダペスト・CD

これが妙に録音がいい。びっくりするくらい音がいい。ロールにしては特有のひずみがないので、一応ちゃんとした録音なのだろうが・・・特有のよたるようなリズム感は民族性に基づくものであり下手なわけではない。模範的名演と言えようか、他民族には真似しにくい表現だろう。バーバリズムの流行に沿ったものとしてはいささか理知的にすぎ、ドビュッシーの影響下とはもはや言えない過激な力感に満ちた作品である。バルトークの確かに一つの特徴を決定付けた作品とは言えるだろう。モダンで洗練された野人。◎。

バルトーク:ヴァイオリンのための第一ラプソディ

◎シゲティ(Vn)作曲家(P)(COLUMBIA/HUNGAROTON)1940/5/2NY・CD

ワシントン図書館のライヴと録音状態が違うだけだがこちらのほうが聞きやすいか。詳しくはあちらの寸評を。シゲティは凄い。◎。

バルトーク:ヴァイオリンのための第一ラプソディ

◎シゲティ(Vn)作曲家(P)(HUNGAROTON他)1940/4/13ワシントン図書館live・CD

有名なライヴで録音状態もよく、シゲティ全盛期の素晴らしい音を聞くことができる。この人がかつて非常に感傷的な音を、非常に正確に表現することのできた稀有のヴァイオリニストであったことがわかる。後年は技術が衰え前者だけの演奏家になってしまった感もあるが、同年代には余りいなかった演奏家だろうことが改めて伺える。前時代のロマンチシズムと現代の技術力がここで融合していたのである。表現の正確さが音楽を殺していない、模範的な表現。バルトークは民族性がかなり強い作曲家だがそれ以上に民族的表現に長けた演奏家でもある。リズム表現の独特さは理解できていないと単なる下手に聴こえてしまう。独特のずらしがある。しかしシゲティは意に介さない。シゲティ自身もまたよく理解して表現をあわせているからである。作曲家は旧いライヴ録音で聴かせた土臭い演奏とは違い、ここでアメリカナイズされたと言ったほうがいいのか、こんにちの現代的なイメージとしてのバルトークを表現している。この演奏は凄い。この曲が改めて難しいとも感じた。理解していないと表現にならない、譜面づらのやさしさは見せ掛けだ。シゲティの装飾音の細部まで完璧に適切な音にしているさまは凄い。◎。

バルトーク:ヴァイオリンのための第一ラプソディ

ザスレッキ(Vn)作曲家(P)(HUNGAROTON)1939/11/4live・CD

非常に状態が悪い。シリンダ録音らしく何度も途切れ独特のノイズが耳を打つ。ザスレッキはかなり前時代的な大見得を切るかっこうの演奏振りで、ちょっと違和感を覚えるが技術的にはまあまあちゃんとしているようだ。ピアノはよく聞こえない。前説や拍手がつき、ほんとのライヴのようだ。無印。

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

○ノイマン指揮チェコ・フィル(SUPRAPHON)1979/4/24-28・CD

牧歌的と思うなかれ。トスカニーニを彷彿とさせる突進するテンポの上に、粗野さもあるものの起伏の大きなダイナミックな音楽を、チェコ・フィルの未だ独特の表現をもつ技術力の高さが支えているさまはなかなかによい。弦楽器の東欧的な艶やオーボエをはじめとする美しい響きの木管、強靭なブラスがロシア的とも言うべき雑味の中にもバイエルン放送管のようなライヴ性溢れる魅力をはなっている。悲劇的が「劇性」を交響曲の峻厳な枠組みの中で表現したマーラーの型式音楽における極地とすると、ノイマンはその劇の部分をとても大事に表現している。若々しさすら感じるものゆえ円熟味は無いが、6番がとりわけ好きな人は好きな類の演奏だと思う。浅薄な部分もあるかもしれないが、録音のせいとも思える。名演とは言わないが楽しめる演奏。スケルツォの表現の面白さはノイマンとチェコ・フィルの丁々発止のやり取りに尽きるし、3楽章の美麗さも深い感傷性に裏付けられている。終楽章のハンマーの金属質の打音に戦慄せよ。○。1楽章提示部の繰り返しをやっている。

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ワイエンベルク


ドライなピアニストが好きです。しかしだからといって繊細な音に何か意味が感じられないと厭だ。ミケランジェリはドライなだけってかんじがする。ワイエンベルクを好きな人は多いと思いますが、私も好きですねー。フランセとかシャンドールとかヴィニェス系のメイエルとかファルナディとか好きだなあ。

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

○モートン・グールド指揮デトロイト交響楽団(DA:CD-R)1978live

自在に伸縮する恍惚とした音楽。非常に感傷的な音をしている。デトロイトにこんな音が出せたのかと驚嘆する。グールドの指揮の腕前は他の録音でも聴かれるようにけっこうなもので、ただまとまった曲を録音しなかったのが知名度につながらなかったゆえんだろう。作曲家としてもアメリカを代表する一人だ。それにしてもねっとりした前時代的な音楽、であるがゆえに現代の貴重な解釈者であった。

オテスコ:歌劇「デ・ラ・マタイ・シタイア」序曲

エネスコ指揮NYP(DA/Lanne:CD-R)1937/1/31live

エネスコの指揮は非常に俊敏で一時的にフォルムか崩れる(ここでは縦線がずれる)のも厭わず強引に推し進めることで全体の流れを巧く作る特徴がある。弦楽器の音色への拘りは自身の演奏で聞けるようななんとも前時代の芳香漂うものとしてここでも提示されている。それはやわで繊細なものではなくむしろ積極的にグラマラスなことをアピールしてくるようなものだ。曲は詳細不明である。二曲が抜粋されているが、同時代の比較的わかりやすい音楽からの影響を受けたリズミカルなもので、端緒や背景に前衛的な響きやポリリズム的な進行を配置してはいるものの、旋律性が強く否応なく愉しませる。ヘブライ風の音律は作曲家の背景を示しているのだろうか。そのせいか2曲目がプロコのヘブライの主題による序曲をもろに髣髴とさせるものとなっており特徴的である。管弦楽にピアノを入れるのはプロコもストラヴィンスキーもショスタコもやっているがちょっとあざとくずるい感じもする。一曲めに戻るとそこにはドビュッシーの影響の強い、印象派風の音響ともっとロマンティックな時代の旋律音楽の残響が聞かれる。色彩的な音はなかなかに面白い。録音はきわめて悪質。○。

tag : エネスコ

喪中の範疇ではありませんが・・・


年頭の挨拶をご遠慮させていただきます。

本年中に賜りましたご厚情に深く感謝いたします。

来年も変わりなくおつきあいのほどよろしくお願い申し上げます。

平成十九年十一月

岡林

ラフマニノフ:交響詩「死の島」

○スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団(BBC,MEDICI)1968/10/22ロイヤルアルバートホールlive・CD

どうしてロシア人というのはグラズノフにせよラフマニノフにせよこういう海を描くのだろう?既にコスモポリタンの時代に生きていたというのに、リストやワグナーの海からドビュッシーの海への脱却ができずにいる。うねる暗い海をわたる一艘の舟、カロンは死者たちを死の島へと運ぶ。そこからは何人たりとも外へ出ることは叶わぬ、二度と、などといった想像を掻き立てる「だけ」の「印象派的」音楽、いわばベックリンの夢想をリアルに汲み取った「交響的絵画」であるが、帝政ロシア末期の爛熟したロシア作曲界を象徴するようなラフマニノフの未だ明けぬ陰鬱とした作風をのこしたものである(時期的には改訂も含め既にピアノ協奏曲第2番以降の明るい作風に移行している)。スヴェトラーノフは透明感のある響きでダイナミズムを却って煽り、ロシア奏法を前面に押し立ててわかりやすく聞きやすいものに仕立てている。いつものバランス、いつもの弦の響き。○にはしておく。

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岡林リョウ

Author:岡林リョウ
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