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ホルスト:二つのヴァイオリンのための協奏曲

フーウィッツ、シリト(Vn)I.ホルスト指揮イギリス室内管弦楽団(LYRITA)CD

曲がよくわからない。二台のヴァイオリンを使う意味はわからないでもないが、絡みは単純で、中身はカイジュウで、書法的に何故そう書いたのかわからないような所も多く、最初と最後を〆める楽想は美しいが、名曲とは言い難い。曲への評価として無印。
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ホルスト:フルートとオーボエと弦楽のためのフーガ風協奏曲

○グレーム(FL)ベネット(OB)I.ホルスト指揮イギリス室内管弦楽団(LYRITA)CD

完全に新古典主義に立った作品でホルスト後期らしい特徴のない室内合奏曲だが、このての曲が好きな人には受けるだろう。個性は無いがストラヴィンスキーのプルチネルラよりもずっと聴きやすい。演奏はイギリス室内管らしい透明感溢れる曲に適したもの。

マキューアン:弦楽四重奏曲第16番

○チリンギリアン四重奏団(CHANDOS)CD

一言で言って変な曲。各楽章には夏の朝など夢想的なフランス語の題名がついているもののまっったくその雰囲気は無く、ただただ「個性的」である。何かを拗らせてしまったような曲。確かに個性的だが、チリンギリアン四重奏団も大変だな・・・と思ってしまった。

モーラン:弦楽三重奏曲

○プーネット(Vn)リドル(Va)ピニ(Vc)(COLUMBIA)1941/5/16・SP

RVWのSQ1みたいな曲を探しているならばこれを聴いてみてほしい。牧歌的、ながらもより躍動的で楽しい。中間楽章にはバックスのような、というかモランの個性と言うべき複雑な心象も反映され、各楽章の性格分けがはっきりしていてRVWより円熟し多彩な印象もあたえる。演奏がまたいい。当時の英国のトップを担うトリオで力量は素晴らしいがスリリングというより肩の力の適度に抜けた愉悦的なアンサンブルを楽しめる。○。

チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」

クーセヴィツキー指揮ハリウッドボウル交響楽団(vibrato:CD-R)1950/8/30live

ぱっとしない。オケは雑味が感じられクーセヴィツキーにもあの前進力がなくバラバラの印象を受ける。録音が悪いのは仕方ないが、この曲に求められる強力な求心力に欠ける。

チャイコフスキー:交響曲第5番

○ビーア指揮ナショナル交響楽団(decca/グッディーズ:CD-R)1944/6/8

なかなか楽しめる演奏。雄渾で前進力があり、オケの調子もよい。弦の揃い方はSP期とは思えない。ソロ楽器もいずれも上出来。惜しむらくはノイズだがこれは板起こしゆえしょうがないだろう。ここを削って聴き易くすると弦の出来などわからなくなる。高音の抜けが悪くなってしまい、演奏自体が悪いもののように聴こえてしまう。○。ホルンはデニス・ブレイン。

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」1945年版組曲

○作曲家指揮コロンビア交響楽団(sony、CBS)1967/1/18・CD

ストラヴィンスキーでは最もとっつきやすいがリムスキーやスクリアビンといった先人の示したロマン性が美しい旋律や半音階的進行に残り代表作と言うには躊躇されるところもある。じっさい音だけでは冗長にも感じるから組曲くらいが丁度かもしれない。既に難度の高い複雑な進行や構造がみられるものの高度な技術を誇る当時の同オケとしてはギリギリでも超人的に上手くやってのけている。オリエンタルでロマンティックなメロディーはもう少し国民楽派ふうに情緒を篭めてやって欲しい気もするがこの指揮者にそれは無理な注文だろう。

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」1911年版による組曲

○作曲家指揮コロンビア交響楽団(sony、CBS)1960/2・CD

ストラヴィンスキーはこの年に全曲と組曲の二回録音しており、版が違うとはいえそれは曲の選び方の違い程度のもので、これも1911年版によるということになっているが、組曲に編む行為を改版とみなすならば1960年版とでもされていておかしくはない。正直大局的な違いは無い。あるはずの曲が無いなどの違和感のみである。組曲といっても音のいい迫力ある録音で聞き応えは充分だ。明るく透明なオケがピアノなどのきらびやかな音を爽やかに引き立てる。作曲家指揮者としては余りいい評判が聞かれない人のように思うが、結果この迫力で「踊れる正確さ」を提示してこられると何故なのか、指揮の上手さとはそも何なのかわからなくなる。○。

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「プルチネルラ」組曲

◎作曲家指揮コロンビア交響楽団(sony、CBS)1965・CD

この頃のコロムビア響はほんとに達者。各パートのバランスがとれ音もロスフィルが母体とは思えないほどニュートラルで、明るく透明なある意味アメリカ的な一つの極みを示している。パート剥き出しの部分では音色にきつさが垣間見えるところも皆無ではないが、しかしこれだけ弾き熟していれば十分だろう。アンサンブルは機械的といえば機械的だがアクセントの付け方にストラヴィンスキー特有の「乱暴さ」が感じられ、客観的で冷めた演奏にはならない。前のめりのテンポで同曲にしてはかなり熱した演奏ではないか。それを擬古典の範疇を越えずにやってのけるのが作曲家(編曲者?)ならでは?◎。

ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」

○アンゲルブレシュト指揮ORTF、モラーヌ、グランシェ他(barclay)1963/3/12live・LP

(フィルハーモニア管録音初出待ちのためのダミー)

ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」

◎アンゲルブレシュト指揮ORTF、ヤンセン、グランシェ他(disque montaigne他)1962/3/13live・CD

(ダミー)

アルボス:不在

○作曲家指揮マドリード交響楽団(columbia,verso)1928・CD

スペインそのもの。民謡音楽の編曲と言ってもいいかもしれない。管弦楽法を楽しむには単調過ぎるが、国民楽派というものはこういうものなんだ、と納得ずくで聴けば楽しめよう。

アルボス:アラビアの夜

○作曲家指揮マドリード交響楽団(columbia,verso)1928・CD

ほぼスペイン。オリエンタルな走句が唐突に挿入されるだけで、スペイン国民楽派そのものというような曲。ファリャやアルベニスとは比べるべくもないが、セミクラシック的な聴き方はできるか。アルボスの指揮はけしてセミクラシック的ではなく真面目だが。前時代的な表現ぶりも楽しめる。

アルベニス:組曲イベリアより四つの印象(アルボス管弦楽編)

○アルボス指揮マドリード交響楽団(columbia,verso)1928・CD

CDは終曲のみ復刻状態が違い不可解。極端にノイズリダクションをかけたのか、そもそも音源がSPではないのか???ノイズが無い分ちんまりしている。また全曲ではなく3曲のみ復刻した音源がduttonより出ており、録音時期がバラバラである可能性もある。さて、編曲者による演奏は曲にもよるがリズム、歌い方に独特の癖があり、スペイン情緒を盛り上げる。CDは残響過多でかつ高音のノイズを除去しているせいか細部の聞き取りづらい音だが、そこを通して聴こえてくるのは民族的かつ「レトロな」音楽。解釈としてはそういう細部にこだわらなければ落ち着いたもので、スタイルとしても音楽の前進性に引きずられ前に流れていくこともなく、しかしそれなりに力強い。いかんせん音がイマイチなので細かくはよくわからないというのが正直なところだ。○。

アルベニス:組曲イベリアより四つの印象(アルボス管弦楽編)

◎ガストン・プーレ指揮LSO(discover/MGM)CD

父プーレの代表的指揮記録で、CDは残響過多ではあるがそのぶんほぼステレオに近い高精細の音響を楽しめる。いやこれは勢いがあって素晴らしい。アルボスの編曲は極めてファリャ的であり、垢抜けしたカラフルなものでとても聴きごたえがある。めくるめく転調の連続などワグナーの跡を継いだような巧緻な譜面を見事に管弦楽に移し替えている。その編曲の巧みさ、原曲の斬新さ・・・スペイン国民楽派からドビュッシーらの旗揚げする近代音楽側へ踏み出した姿・・・を存分に楽しめる。プーレの勢い任せのような部分は無く、ストレートで、ラヴェルを聴いているような錯覚に陥るほど美しい。これはCDで聴くほうがよい。○。Amazon.jpでダウンロードも可能。

アルベニス:ナヴァーラ(アルボス管弦楽編)

○ロジンスキ指揮ロイヤル・フィル(discover)CD

元はwestminster録音か。ロジンスキらしい力感が最初から音楽を強く引っ張り、ステレオの良好な録音とあいまって楽しく、またアルベニス・アルボス両者の作曲・編曲技術の巧みさに目を見張る。◎にしてもいいくらい。ガストン・プーレのイベリアとのカップリングだがこれもよい。

アルベニス:ナヴァーラ(アルボス管弦楽編)

○アルボス指揮マドリード交響楽団(columbia/verso/dutton)1928・CD

CDは残響過多で実体が見えにくいが、ぐいぐい引っ張っていくというより徐々に大きく盛り上がりを作っていく編曲者アルボスの指揮者としての力量が垣間見える演奏となっている。オケもローカリズムに陥ることなく、あくまで民族音楽ではなくクラシカルな音楽としてきっちりやっているように聴こえる。巧い。

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

○マーツァル指揮チェコ・フィル(exton)2006/5/4,5・CD

1楽章提示部繰り返しありのため冗長感があるが基本的にアグレッシブで、なおかつ極端に走らない正攻法の演奏ぶりはなかなか聴かせる。聴かせるといえば2楽章スケルツォの輪をかけたアグレッシブぶりだろう。3楽章アンダンテにおいてはやはり正攻法というべきか適度に感傷的な音楽をうまく作り上げている。さて肝心の4楽章なのだがヴァイオリンが乱れる個所が多い。スタジオ録音とは思えないバラケが聴かれる。難しいパセージが多用される楽章でありライヴであるならばうまく誤魔化すという方法もあろうものが、なまじ録音がいいために細かい音符がバラバラと崩れたりして上手くないのが聴いて取れる。弦の国チェコも遠くなりにけり、なのだろうか。音楽自体は正攻法。あくまで悲劇的のイメージ通りの演奏で好感が持てる。○。

ベートーヴェン交響曲第1番

○ヒンデミット指揮スウェーデン放送交響楽団(andromedia)1955live・CD

アグレッシブで重めの響きがかっこいい。いかにもヒンデミットの指揮といった様相を呈しており凄く個性的であるとか即物的であるといったことはなく、普通のロマン派音楽の演奏として楽しめる。○。

メシアン:鳥の小スケッチ

○ロリオ(P)(erato)1987/10・CD

適度な長さの作品として取り上げられることの多い曲だ。ロリオはメシアンそのものと言っていいのだろう、じつに「そつない」。凡百の作曲家はカッコウくらいでやめておく「鳥の声の採譜」というものを芸術としてやってのけたメシアンは、まるで百科事典のようなきらびやかな曲集を編み上げたものの、しばしば「小鳥というより怪鳥」と揶揄されたように抽象化されないそのまんまの鳥の声を、もともと強靭な楽器であるピアノに常に鋭くハッキリと発音させる。和声的ではなく、ほとんど旋律のていをなさない打楽器的フレーズを不規則に連ね、原譜に比して酷く単調に聴こえる。ロリオは有無を言わせない説得力をもって臨んでいるが、後を継ぐのは難しいだろう。ロマンティックにやろうと思えばやれる要素はある。スクリアビンのようにケレン味たっぷりに解釈すればよい。でも作曲意図からは外れる。。
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