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ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーブス幻想曲

○ストコフスキ指揮NYP(sony/columbia)1949/2/21・CD

しっとり落ち着いた美観。出しゃばらないフルートに導かれて抑制的に合奏する弦、余り特徴的なところはないが、誠実な演奏である。
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ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番(1944-47)

○ストコフスキ指揮NYP(CALA/sony/columbia)1949/2/21初録音・CD

オケがバラける感じがあり、特に特徴的な解釈がみられる三楽章では聴き辛いレベル。雑味が出がちなオケなのでひときわ気になる。推進力と多彩な響きはいいとして、求心力にはやや欠ける。4楽章の予兆が2楽章に現れるところなどは美麗でロマンティック。静かな場面はなかなか。おまけの○。

シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番

○トレーガー(Vn)サタノウスキ指揮ワルシャワ・フィル(nimbus/muza)1962・LP

オケのむせ返るような響きに圧倒されるが、ソリストは堂々としたもの。民族感やスピード感はないがリズム感はよく、ベタ弾き気味のボウイングにしっかりした発音の、赤銅色の太い音色に感情的なヴィヴラート、特徴的で面白い。後半主題が登場するところでスネアとヴァイオリンの絡みなど鋭いアンサンブルで、ぼわーっとしたオケの響きを引き締めている。重音がしっかりし過ぎて民族味が足りないのは仕方ないか。音色の似るウィルコミルスカとの違いはそのあたりにある。あと、左手はとても確かなのだが、ミスタッチ気味の箇所があって、あれ、と思った。テンポ設定が一直線で揺れないまま大団円。なかなかの終幕。○。

ラヴェル:スペイン狂詩曲

○ザンデルリンク指揮レニングラード交響楽団(放送)1952/10/25live

音量が録音によって抑えられてしまっており、実体がよくわからないところもある。一曲目、意外とまともな演奏でコンドラシンよりスペイン情緒を醸すことに成功しているかもしれない。響きが美しい。二曲目、テンポが変だし安定しないが面白いといえば面白い。こういうところでオケの非力さが垣間見えてしまう。ミス散見。三曲目、一曲目同様響きは美しいがロシア色が出てきて邪魔をする。どうにも鄙びてしまう。テンポにもリズムにも安定感がやや無いか。四曲目、ソロ楽器がスピードについていかない。ミス散見。テンポもやはり安定感がないが、ロシア式はこんなものか。前進力はある。ゆっくりの場面になるとなかなかの気だるさで情緒がある。スピードが上がると精細に欠けるというのは、結局オケの技術的問題が大きいのだろう。ギレリスの左手のためのピアノ協奏曲の前に演奏されたもの。

ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲

○ギレリス(P)ザンデルリンク指揮レニングラード交響楽団(放送)1952/10/25live

ソロ冒頭が難しい曲ではあるがやはりギレリスをもってしても音が濁る。その後は澱みなく進み、オケの非力さ鄙びた響きを尻目に、ギーゼキングを少し思わせるような音色でロシア色はそれほど濃くはない。くれぐれもオケの音色、とくに管楽器ソロはロシア色全開であるが。リズミカルに展開していくところでやっとオケも暖まったようで、調子が出てくる。ギレリスはけして威勢を張らずオケと調和している。カデンツァはニュアンスが無いしバランスもそれほど良くはないが、悪い録音のせいかもしれない。指は良く回り胡麻をまくようにパラパラ鳴っている。拍手ぶつ切りカット。

ウォーロック:眠り、pretty ring time

○フェリアー(msp)ストーン(P)(decca)1952/6・CD

短い曲2曲。ウォーロックらしい暗さがあるのは眠りのほうだ。フェリアの声にはどことなく陰がある。やや押し付けがましい倍音たっぷりな声ではあるが、ここでははまっている。

ブリッジ:go not happy day

○フェリアー(msp)ストーン(P)(decca)1952/6・CD

短い曲だがよく歌われる。フェリアは危なげなく謳い上げる。

ヴォーン・ウィリアムズ:歌曲集「生命の家」~Ⅱ.沈黙の正午

○フェリアー(msp)ストーン(P)(decca)1952/6・CD

灰汁抜きされたドイツ歌曲といったふうの前期ヴォーン・ウィリアムズの歌曲集から。僅かにウェンロックを予感させるパセージが混ざりヴォーン・ウィリアムズの個性が垣間見える。フェリアはやや野太過ぎる感もある声だが、ロマンティックな曲にはこれでいいのだろう。

ウォルトン:ポーツマス・ポイント序曲

○アンソニー・バーナード指揮ニュー・イングリッシュ交響楽団(decca)SP

後半妙にもたついてくる。ウォルトンでも単純な曲ではあるがリズム取りはウォルトンならではの難しさがあり、そこをなんとかやりきってはいるが、テンポの弛緩に無理が現れてしまったか。楽譜は初稿ではない模様。

ウォルトン:管弦楽のためのパルティータ

○バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(bbc)1969/8/8live・CD

一楽章はややテンポがもたつく感があったが三楽章はそれを覆すテンポ感の良さ。バルビはしっとり感傷的で、乾いたウォルトンに向かないと思いきや、三楽章は軽快に、かつ完璧に演じきってブラボーの嵐を呼んでいる。録音がもう少しクリアならよかった。

ウォルトン:管弦楽のためのパルティータ

◎セル指揮クリーヴランド管弦楽団(sony)1959/1/21・CD

この精度・スピード・テンションで、この高音質で録音されたということで、◎にせざるを得まい。乾いた感傷がセルの芸風に合う。パルティータと言いながら芸風はまるきり近現代の作曲家ウォルトンそのもので、折衷的な部分はあるが、極めて難度の高いアンサンブル、とくに符点音符同士の絡み合いであるとかそういったものが高速で現れる、そこを若干ヒステリックではありながらも立派にやりきっているオケには感動と同情を禁じ得ない。セルの苛烈な要求に応えたものであろう。二楽章が意外と聴きもので、ソロ楽器の妖しい絡み合いに胸ときめかせ、むせ返るような色彩の爆発に仰け反る。このスケール感は録音のせいだけではないだろう。◎。

ヴォーン・ウィリアムズ:オーボエ協奏曲

◎ランクール(ob)エルダー指揮ハレ管弦楽団(ho)2010/6/23・CD

スピード感のある爽快な演奏で、ソリストも音色は無個性なきらいもあるが技術的に不足ない。ハレ管の弦楽合奏の美しさにも心打たれる。

ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第5番

○エルダー指揮ハレ管弦楽団(ho)2011/11/9live・CD

個性的な解釈はなくオケも取り立てて上手いわけではないが、感情をゆっくりと揺り動かされるような表現はヴォーン・ウィリアムズの良い面をよく引き出している。オーケストレーションがけして上手いわけではないけれども各楽器の美質をわきまえた曲であり、ここではとくに木管の音色が印象的。ヴァイオリン高音の泣きの音色はハレ管弦楽団ならではであるがやや多用され過ぎか。四楽章のリズミカルなパセージでは音をハッキリ切って横より縦を意識させ小気味よい。やや鈍重な曲にオケだからこういう処理が活きてくる。ライヴであることを考えると統制が非常によくとれた演奏であり、とくにブラスは素晴らしい。終盤の感傷的な風景も抑制的で美しい。○。

プロハスカ:弦楽四重奏曲~スケルツォ

○シェフチク・ルホツキー四重奏団(CHR)1929・CD

僅かに現代性も感じられるがおおむね国民楽派の範疇にある作品。ルホツキー四重奏団は激しくかすれるほどにハッキリした表現をするが、この曲でもその特質は現れている。

ドヴォルザーク:8つのワルツ~Ⅰ、Ⅳ.(弦楽四重奏編曲)

○シェフチク・ルホツキー四重奏団(CHR)1929・CD

チェコの伝説的な四重奏団によるSP録音だが、1番はいきなりポルタメントを極度にかけたメロメロのメロディで度肝を抜く。しかし元々それほど耽溺する団体でもなく、この主題以外では普通にやっている。4番は曲が余りアピールしない。

ドビュッシー:版画~Ⅱ.グラナダの夕べ(ストコフスキ管弦楽編)

○ストコフスキ指揮フィラデルフィア管弦楽団(scc:CD-R/PASC)1962/5/16live

pristineからリマスター配信されている音源。同日のウェーベルンやシベリウス4番などがカップリングされているが、sccから出ていたものと同じ。ストコフスキーの編曲によるグラナダの夕べだが、ドビュッシーの管弦楽曲、たとえば管弦楽のための夜想曲の2楽章などといったものと同じような感じに仕立てられており、原曲とは違う世界観のものと思って聞いた方がいい。ストコフスキーはリズムのキレはそれほどある方ではなく、響きは華麗だが愉悦感はそれほどない。この曲ではリズムを強く打ち出したほうがいいと思う。○。

ボロディン:弦楽四重奏曲第2番~Ⅲ.

○ガルネリ四重奏団(polydor)SP

落ち着いた大人の演奏。変な力みや外しがなく、かといってつまらない客観的な演奏にもなっていない。音も美麗で高潔な印象。夜想曲にふさわしい音楽になっている。

ラヴェル:弦楽四重奏曲~Ⅰ.

○ガルネリ四重奏団(polydor)SP

落ち着いた演奏で、パッと掴まれるようなことはないが、聴いていくうちに浸りこむことができる。折り目正しいが堅苦しくはない演奏。

ドビュッシー:小組曲(ビュッセル管弦楽編)

ゴッドフリー指揮LSO(columbia)SP

解釈的に凡演なうえにオケが弱い。縦があやふやになりがちで、終楽章では弦がズレて崩壊寸前までいっている箇所もある。リズム感の問題か。。
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