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ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム

○ケンペ指揮ドレスデン・シュターツカペレ(ds)1976/1/28-29・CD

ケンペの最後の録音の一つ。オケ起因と思われる響きの無骨さ(不協和音が必要以上に強調されて全体の調和を損なってしまったり)や一種ぎごちなさはあるものの、2楽章から3楽章へいたる流れ、そのうえでのロマンティックで雄大な盛り上げは耳をひくものがある。この曲は自作自演に勝るものはないと思うが、こういうドイツ的ともいえる角張った表現も面白いものだと思った。○。
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ボロディン:弦楽四重奏曲第2番~Ⅲ

◯フロンザリー四重奏団(victor)SP

即物的で速くあっさりめの演奏だが、古い録音にありがちな技術的アバウトさがまったく感じられず、胸のすくような気すらさせる。

チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第3番~Ⅱ

フロンザリー四重奏団(victor)SP

暗いながらも躍動感あるスケルツォだが、闊達なところを見せる。録音が悪いのでおすすめはできないが、ある意味現代的な即物性を持った演奏。

グラズノフ:5つのノヴェレッテ~Ⅲ

フロンザリー四重奏団(victor)SP

地味な楽章ゆえに大人しい演奏になっている。美質は聴き取れる。

ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ

グリュミオー(Vn)ベッケラス(Vc)(ANDROMEDA)1953/10/8・CD

どうにも荒い。チェロは弾けていない箇所が散見されるし、グリュミオーも細かい音程があいまいで、もともと不協和音でもその微妙な彩を聴かせるラヴェルのかくような曲にあって、音程の悪さというのは単純な不協和の渦と聞かせ台無しにする。2楽章冒頭のピチカートのやり取りでもテンポがギリギリ保たれているといった風情でズレているような印象をあたえ、何か準備不足のようなものを感じさせる。無印。

ボリス・チャイコフスキー:主題と8つの変奏

リュビモフ(P)コンドラシン指揮モスクワ・フィル(放送)1974live

ピアノがちっとも聴こえない。多様式主義と言うのか、部分によって好き嫌いがハッキリ出てくる。録音が篭もり気味のモノラルで本来の透明感も伝わらない。うーん。

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

○コンドラシン指揮モスクワ・フィル(放送)1974live

どうにも荒い演奏なのだが、両端楽章次いで3楽章の猪突猛進ぶりはまったくコンドラシンそのもの。凶悪なテンポに荒れ狂うリズム(乱れてるわけではなく雰囲気的な話)、合奏の迫力があればソロ楽器がちっとも吹けてなくても気にしないのだ。緩急をはっきりつけた演奏ぶりは、ちょっと似ているスタイルのミュンシュともまた違ったもので、後年の演奏よりも個性がはっきり表れている。私は好きです。○。モノラルで篭もり気味。

ブリテン:序奏とブルレスク風ロンド

○リヒテル、作曲家(P)(decca?)1967/6/20(1966/9/15?)live・CD

ブリテンのピアノ曲では著名なものだが、カーゾンとの録音にひけをとらない演奏になっている。

ドビュッシー:白と黒で

○リヒテル、ブリテン(P)(decca)1967/6/20(1966/9/15?)live・CD

幾多の共演機会のうちでも唯一のドビュッシー。リヒテルに引けを取らず完全に融合した演奏ぶりを見せるブリテンがすばらしい。

スクリアビン:交響曲第3番「神聖な詩」

ロジンスキ指揮NBC交響楽団(sls:CD-R)1939/1/1live

DANTE盤が前日の録音とされており、一楽章などかなり似通っているのだが、後半録音時間に違いが生じており、別録の可能性が高い。SLSは初出表示はしていない。ノイズが破滅的に吹き荒れる復刻状態で音量すら一定に保たれないため、慣れたすれっからしにすらとても勧められないが、ロジンスキの即物的な解釈はスクリャービンの過剰なロマンチシズムを雄渾なドラマに仕立て上げ、それなりに聞かせるものとなっている。オケがいい。

ショスタコーヴィチ:交響曲第9番

○バーンスタイン指揮NYP(sony)1965・CD

スピードはあるが響きはズシンとくる一楽章。バンスタならではの魅力的な歌い回しであるとか、二楽章に入っても活きている。旋律の取り出し方が上手い。プレストはリズムはキレているがテンポ的には前のめりにならず比較的落ち着いている。ラールゴから復活のアレグレット、いくぶん暗さを引きずりながら強制的に盛り上がっていく。奇怪な引用旋律の変容、あとは駆け抜けるだけ。NYPの弦はやはり上手い。

ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」

○コンドラシン指揮モスクワ・フィル他(放送)1969/2/26live

武骨でブラスがあけすけなのはロシアオケだから仕方ないか。リズムのキレ、推進力の強さはさすがのものだが、弱音部の繊細で抑制的な表現にも聞かせどころがある。オケはライブらしいミスも頻発するが合唱は凄くいい。あとは弦楽による「朝」の歌わせ方が独特で耳を引いた。扇情的な盛り上げ方だ。

バルトーク:弦楽、打楽器とチェレスタのための音楽

○コンドラシン指揮モスクワ・フィル(放送)1969/2/26live

どうにも荒いのだが力感と推進力はさすがコンドラシン。録音のせいでよれる部分があるのは惜しい。この曲はコンドラシンにあっている。

ダイアモンド:交響曲第4番

○バーンスタイン指揮NYP(sony)1958・CD

美麗な旋律と明確なリズムで聞かせる一楽章が聞き物。緩徐楽章はダイアモンド特有の暗さがあるが旋律は依然美しい。ハープやピアノが時折はっと耳を打つが、これもダイアモンド特有のものだ。NYPの弦の美しい響きが生きたアダージョ~アンダンテ楽章。終楽章は突然カスタネット様の打楽器で強いリズムから始まり対照的な風を吹き込ませる。ややせせこましい感のある響きだが楽しい管弦楽のアンサンブルを聴ける。ヴァイオリンの高音で奏でられる美しい旋律も耳を引く。扇情的な金管楽器の合いの手、構造はやや単純ではあるが管弦楽の扱いは巧みだ。この時期のバンスタNYPに聴かれる僅かなアバウトさも、最後の謎めいた鋭いリズムの応酬に掻き消される。なかなか聴ける曲に演奏です。

コープランド:短い交響曲(交響曲第2番)

○バーンスタイン指揮NYP(whra)1957/1/27live・CD

コープランドの曲はこういう感じのものも多く、響きやリズムはコープランドそのものなのだが、メロディが形をなさず、晦渋さすら孕んでしまう。交響曲でいえば2番と3番の間には大きな溝がある。とはいえ、この曲は15分程度の小品ではあり単純比較はできないが。ストコフスキーの録音があったようにおもうが、三楽章フィナーレのバンスタはアメリカの伝統を感じさせる熱狂を時々持ち込んでいる。

ダイアモンド:交響曲第8番

○バーンスタイン指揮NYP(whra)1961/10/9live・CD

バーンスタインをもってしてもこの頭でっかちな晦渋作品を娯楽仕立てにはできなかったか、、と思うが、別に娯楽作品として書かれたわけでもないからいいのだろう。ダイアモンドは古風な感覚の中に前衛的な響きなどを入れてくることがあるが、この作品でもたまにあらわれる。モデラート~アダージョ~アレグロ・ヴィーヴォの一楽章は一貫して中欧的な晦渋な空気に包まれ、時折構造的な面白みがあらわれるものの、結局わりと単調である。管弦楽の扱いは巧みだ。ラヴェルに師事していたと思うが作風はラヴェルではなくしいて言えばヒンデミットあたりか。主題(アダージョ)、変奏と二重フーガと名付られた長大な二楽章(この交響曲は二楽章制だ)も雰囲気は変わらない。晦渋だ。バンスタならではの起伏付けによってロマンチシズムが引き出されてはいるが(低弦が美しい)原曲の霊感の少なさに限界を感じさせる。終わりなき不協和音はいかんともしがたい。祈りの音楽としては真剣に聴ける箇所もあるし、ピアノが新鮮に使われて耳を引く箇所もあるが。うーん。

チャベス:ロマンティカ交響曲(交響曲第4番)

○バーンスタイン指揮NYP(whra)1960/2/8live・CD

ミヨーふうの楽天的な音楽から中欧ふうの構造で聞かせるカッチリした音楽までよく練り上げられた構成の中に配置されている。三楽章制の連続して演奏される交響曲だが、緩徐楽章を挟んで急峻部があるごくオーソドックスな構成だ。緩徐楽章には晦渋な箇所もあるがそれほど長続きせず、楽天的なメロディや強いリズムによって娯楽性を顕にする。録音起因で音場が狭くせせこましく感じるところもあるが、アンサンブル自体の緊密さ~凄まじく緊密なわけでもないが~はよく聞こえる。リズムが膨張したりと手探り感のある箇所も無きにしもあらずだが、それは仕方ないか。

チャベス:インディオ交響曲(交響曲第2番)

○バーンスタイン指揮NYP(sony)1963・CD

単純でわかりやすい、12分程度の曲で、構造的な部分もみられるが、むしろユニゾンで強奏される旋律と、異なる不規則なリズムを刻むマラカスのような楽器の対比がひたすら流れ続ける中間部に本質があるように思う。単純過ぎて飽きるというものだが、バンスタはよく歌わせ聞かせている。メキシコということでミヨーに接近すると思いきやあのような複雑さは持ち合わせず、よく選んだ音符のみで構成されている。楽天的で楽しい作品なので、気晴らしにいい。

ラファエル:交響曲第3番

フォレムニー指揮中央ドイツ放送交響楽団(cpo)2003/4/28-5/2・CD

なんというか、暗いメルヘンで迷子になったような作風で、演奏も魅力を伝えきれていないように思われる。どこを聴けばいいのか、中核はどこにあるのか?体臭の薄い作品に演奏。三楽章の鈴もマーラー的であるのに何かよそよそしい。一番聴きやすい人を食ったような楽章ではあるが。新古典的な楽章はヒンデミットの足元にもおよばない。無印。

ダイアモンド:交響曲第2番

○クーセヴィツキー指揮BSO(SLS:CD-R/pristine)1944/10/14初演live

忘れられた作曲家ダイアモンドであるが、充実した書法に親しみやすい旋律・リズムでわりと聞かせる。ただ、しつこいというか、飽きる。この曲では唯一アメリカ的とも言えそうな四楽章が、掴みはいいのに、同じような調子がえんえん続いて飽きてしまう。豪速球クーセヴィツキーだから聞き通せるというものだ。緩徐楽章などもショスタコを思わせ魅力的なのだが、個性が薄いのはいかんともしがたい。アメリカ産ネオロマンチシズムを好む向きにはアピールする作曲家ではある。復刻はかなりきついが何とか聞ける音質。○。ダイアモンドの交響曲は四番、八番がバーンスタインの録音で聴ける。 pristineより配信されたものは初出ではなくSLSと同一。
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