ヴォーン・ウィリアムズ:野の花(フロス・カムピ)

○L.フックス(va)ペルレア指揮マンハッタン音楽学校管弦楽団・合唱団1965/1/21sls

起伏のある演奏で、穏健な録音の多い同曲「本来の」一面を引き出している。多調の用法は効果的でモノラル録音こそ悪いものの一層はっきり印象付けられる。独奏者はアンサンブルに融合し際立たないところが却って曲のためにはよい。リリアン・フックスは兄とは違いヴィオラ奏者として身を立てた。SLS盤表記(violin)は誤り。同楽団はかつて教鞭を取っていた学校のもの。録音記録データに指揮者違い・録音年月日違いの同楽団のものがあり(市販されていない模様)、SLS盤には初出表記がなく、同一の可能性もある。
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マルコム・アーノルド:ハーモニカ協奏曲

○アドラー(hrm)M.グールド指揮RPO

わかりやすいものの、ややモダンな曲だが独奏は技巧的な部分含め常套的。締まった曲とは言えない。アドラーも衰えがみえ、音のキレが悪く、曲の魅力がつたわらない。RVW的な部分は壮麗。 RCA

ベンジャミン:ハーモニカ協奏曲

○アドラー(hrm)M.グールド指揮RPO

伸びやかて艶のある音、何より切れ目なく続くメロディの大きな表現が素晴らしい人。この魅力的な曲ではノっており、ジャズ的なフレーズではウィットのある所も見せるが、けしてジャズにはならないのがいい。rca

ドビュッシー:版画~雨の庭

○マルグリート・ロン(P)(columbia/pearl/CASCAVELLE他)1929/11/12パリ・CD

これも録音が余りにノイズ塗れなのでわかりにくい。一連のドビュッシー録音では一番地味な演奏か。

ドビュッシー:レントより遅く(ワルツ)

○マルグリート・ロン(P)(columbia/pearl/CASCAVELLE他)1929/11/6パリ・CD

録音が余りにノイズ塗れなのでわかりにくいが、ワルツっぽくはないものの、繊細な表現を見せる。

ドビュッシー:アラベスク第1、2番

○マルグリート・ロン(P)(columbia/pearl/CASCAVELLE他)1030/7/10パリ・CD

この辺りの平易な曲を弾いてカッコつける人がバブル期には多かったなあ。残響を殆ど使わず粒立った強い発音と速いテンポで曲をくっきり浮き彫りに。潤いは要らないと言うかのようだ。音量変化とアクセントだけでこの表現力。こういう流れは同国同時代、後代にも。

トゥリーナ:シンフォニア・セヴィリア(セヴィリア交響曲)

○ミュンシュ指揮BSO(SLS:CD-R他)1956/11/3(2?)

ファリャの響、民謡旋律の風体に酷似しているが構成、管弦楽法はがっちりしており、交響曲(とはみなせないと思うが)という題名にも表れている。オケの威力が発揮され仏風の音色が美しく指揮者の引き締めも素晴らしい。DAより2日表記のものが出ていた。

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

○ミュンシュ指揮ボストン交響楽団1961/9/29live

ステレオで迫力あるが低音域が弱い。基本雄渾で押し通すいつもの芸風だが一部即興的ともとれるテンポ操作はあるしVnのポルタメントも聴こえる。基本ニュアンスは無い。3楽章拍手入り無視して4突入はお定まり。DA他

ミヨー:ハーモニカのための組曲

○アドラー(hrm)M.グールド指揮RPO(rca)LP

古典風の書法は簡素で奏者に負荷をかけない。技巧家には少し食い足りないかも。作曲家の多面的作風が3つの標題曲で描きわけられ、やや地味だがそれなりに聴ける。

ヴォーン・ウィリアムズ:ハーモニカのためのロマンス

○アドラー(hrm)M.グールド指揮RPO(RCA)LP

以前モノラル盤と混同したが別録。ソリストに献呈もしくは委属した曲集の中の一つ。ピアノが出過ぎて曲の幻想味は後退、アドラーは発音は明確だが細部が不明瞭、モノラル盤より落ちる。オケも重い。

マーラー:交響曲第3番~ⅢⅣⅤⅥ

○伝レオ・ブレッヒ指揮ストックホルムフィル、ライル(a)1944LIVE(valkyrie:CD-R)

拍手以外音が良すぎ。偽演かもだが、それはそうとして流麗でメリハリのハッキリした佳演。事故もあるし終楽章にはもっと潤いが欲しいものの、これが本当にブレッヒであるとしたら野村胡堂氏が口を濁した指揮者も経験を積み素晴らしく円熟といったところか。

ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第4番

ミトロプーロス指揮NYP491218nickson、パワフルな曲に指揮者の適性。両端楽章で解釈的に僅かに弛緩する他はNYPも気張って迫力を出している。この作曲家の意外な一面を鮮やかに示した。ノイズ多め。columbia正規あり。

スクリアビン:交響曲第5番「プロメテ」

メシュチャニノフ(P)vista vera スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立so781226、針音露骨な板起こし音悪し。魔術的な曲、ピアノ協奏曲とは違うがもっと前に出てほしい。ねっとりした遅い演奏で音も疎、しかし大波のうねるような合唱部圧巻。

最近は「プロメテウス」と表記することが多いが、この時点でスクリアビン(スクリャービンと今風に書くのに抵抗が・・・)はフランス語で作品をつづっていました。ちなみに兄弟子?敵?のグラズノフもフランス語で書いてましたね(フランスで客死)。

「火の詩」。交響曲とも交響詩とも呼ばず、独自の「詩曲」というジャンルの曲としていました。

ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ

フックス(Vn)ヴィッラ(P)1970/2/22live

特に一楽章の音程が酷い。重音の響も悪い。この作曲家特有の音線は正確に再現しないと訳の分からない音楽に聴こえてしまう。息の超長い旋律を途切れなく歌い上げるのは米国初演者として流石。モノラルで音が小さい。70年代だよ?sls

マーラー:交響曲第4番「大いなる喜びへの讃歌」

ケルテス指揮バンベルクsoガブリィsp(DG)

ライブにしては精度が高い。落ち着いた上品な演奏。情緒的な解釈は2楽章に顕著、そこまでポルタメントさせなくても、と思う位面白い。録音の分離が良すぎて曲構造が分かり易いのもプラス。歌は少し甘い。

チャイコフスキー:交響曲第4番

1955/5/21マルコ指揮ウルグアイ国営放送交響楽団、プロコフィエフに比べてノイズ塗れ録音も演奏も(曲も)今ひとつなところがあるが、異常な大喝采に終わったので凄い演奏だったのだろう。オケは本当にウルグアイのオケなんだろうか?精度が高すぎる

ストラヴィンスキー:三楽章の交響曲

作曲家指揮NYP1946/1/28colテストプレスsls新古典主義を前面に打ち出しジャズのリズムを取り込んで人好きする作品に仕立てた。あからさまな客受けを狙ったかはさておき、録音状態の問題はあるものの自作自演モノとしてはギクシャクせず引き締まっている

ショスタコーヴィチ:交響曲第6番

ロジンスキ指揮NYP1944/4/2 西側初演、極めて録音が悪くWMEとSLSは同じ音源を使っているようだ。ロジンスキの緊張感が伝わってくる演奏。ショスタコーヴィチらしさというか、カッチリして音をしっかり切って、なおかつ前進力を維持。

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」

マルコ指揮デンマーク王立so59

オケ管理はルーズだがガンガン攻めてくるいつものライブ。曲のフォルムを崩しかねない歌い方や煽り方をするところなどやはりロシア式だなーと。単純化された書法は多様な解釈を生む、これも正統には聴こえないかな。sls

ショスタコーヴィチ:交響曲第1番

マルコ指揮BBCso1957/5/5

時代性というか半音階的でプロコ風の叙情味もあり(書法的にはペトルーシュカだそうだが)、ショスタコらしさは萌芽を感じさせるに留まる。マルコは厳しい面を見せ初演者の意気を示す。オケは瑕疵が多いがそれに応え迫力ある演奏を提示している。lyrita
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