ワグナー:トリスタンとイゾルデ 前奏曲と愛の死

○ゴロワノフ指揮モスクワ放送交響楽団(seven seas他)1950/10/3・CD

比較的まともな方の演奏だろう。思い入れたっぷりの演奏ぶりが鼻につかない程度に納まっている。ロシア奏法の多用については今更どうこう言う筋合いの指揮者ではないが、この曲ではそんなに気にならない。しいて言えば独自解釈が入って違和感を感じさせる部分がある程度で、これも彼なりの演奏効果を狙った演出であり、曲を知らなければすんなり聞けると思う。ようは自国の演奏家だけによってクラシック音楽の歴史を全て再生させなければならなかったソヴィエトという一種鎖国体制の中で奇形化していった、もしくは内的にぐつぐつ熟成されていった表現の極みがゴロワノフのような指揮者の解釈であり、ロシアオケの個性なのである。決して奇抜さを狙ったわけでもなく、彼等は真剣そのもの、われわれはただスコアとの違いや音表現の違和感のみに失笑するような愚かな評価を、彼等に対して下すべきではない。○。
AUTHOR: yurikamome122 URL: http://yurikamome.exblog.jp/ DATE: 07/10/2005 16:21:43 さすがです。
さすがの冷静なコメントですね。私はただただ驚くばかりでした。
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旧ソヴィエト音源の猟期、継続中。

手元では昨今、旧ソヴィエト圏の音源が異常なペースで増え続けています。 主たる原因は、恐らくRUSSI

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