ソーゲ:バレエ音楽「旅芸人」

作曲家指揮ラムルー管弦楽団(le chant du monde/KING)CD

楽しいキッチュな作品で、「パラード」から毒気を抜き職人が書き直したようなバレエ音楽、と言えば大体想像がつくだろう。職人性という意味ではミヨーに近いが冒険は無く、ガーシュインに対するグローフェのような感じ、と言っても作風はぜんぜん違うけれども。派手で色彩的なオーケストレーションが演出する刹那的快楽の連環を辿り、哀歓の興に気を揺らせる、世俗的ではあるが決して焼き直しやマンネリズムには陥らない、まさに20世紀初頭パリ的な、コクトーの六人組の方向性を受け継いでいたことを示す代表作。映画音楽作家というのもうなずけるそつのなさ、わかりやすさだ。国内盤オムニバスCDに一度なっているが廃盤の模様。私はデヴェツィ・ロジェストのピーコン1番との組み合わせLPで聴いているが別にCDで構わない類の音だと思う。意外なほど演奏精度も録音も良く、ソゲの指揮も作曲家自演に多い堅さを殆ど感じさせない手馴れたものである。わりと派手に鳴っているが下品ではなく、透明でニュートラルな音色。とりあえずこれとプラッソンくらいあれば十分ではないか。○。
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ボードとソーゲのミヨープーランク&ソーゲ

少々重たい楽曲「至福」の合間に・・・・ CD初期の復刻名盤を 1.プロヴァンス組曲(ミヨー) セルジュ・ボード指揮パリ音楽院管弦楽団&ソリスト 2.オーバート(ピアノと18楽器のための)(プーランク) セルジュ・ボード指揮ラムルー管弦楽団のソリスト+ピアノ:ジャック

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