アイヴズ:交響曲第4番

◎ギルバート指揮NYP他(放送)2004/5/20live

こんなやりたい放題のアイヴズは初めてだ。驚いた。2楽章の攻撃的なアタック、愉悦的な表現はもはやアイヴズの目した空間的カオスよりも突き進む音楽とその連環の生み出すグルーヴ感の演出、それだけを考えているのである。3楽章は弦楽四重奏からの編曲であり生硬なコラールだが、アラン・ギルバートはそういったよそよそしい「敬虔さ」を取り去り、マーラー的なオケをドライヴし生々しい旋律を煽っていく。ここまで聞きやすい3楽章は無い。4楽章はストコフスキふうの散漫さに戻ってしまい少し残念だが録音のせいもあって神秘性よりも生々しいただの音楽としての魅力が増している。1楽章はまあ、事実上全曲の提示部なので・・・◎にせざるをえまい。モノラルだったとしても・・・
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