ヴォーン・ウィリアムズ:二台のピアノのための協奏曲

○タル、グロートホイゼン(P)ノリントン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(dirigent:CD-R)2007/10/26live

若干大人しめの演奏。発音はしっかりしているが横の揺れがなくテンポも比較的遅い。RVWはピアノが得意ではなかったといわれ、親密だったといわれるバーバー同様ピアノで作曲するということをしなかったそうだが、困難なパセージが多発するというより滑らかな表現の難しい「音の少なすぎる」書法に問題があるようにも思う。穏やかな田園風景に焦燥感のある表現を織り交ぜて、だいたいヨブから4番交響曲のあたりの雰囲気をもった曲であるからして、いわゆるRVW好きにとって満足できる曲ではないかもしれない。本来は一台のピアノのために書かれたがその版はほとんど使われない。
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