ブラームス:交響曲第1番

○フルトヴェングラー指揮北ドイツ放送交響楽団(EMI,tahra)1951/5(10?)/27・CD

太筆書きで描き切った、という演奏で、その雄渾さは他の誰とも違うものである。ロマンチシズムよりも力強さが勝り、イギリスのヤワな抒情的演奏とか、クレンペラーのカタブツ的即物性とか、トスカニーニのこじんまりとした演奏とか、それらとは明らかに非なる。揺れ無く一直線の演奏ぶりなのに、なぜこんなに印象的なのか、説明するのは難しい。しいて言えばこの指揮者だからこそやる気を奮い立たされるオケのため、というしかない。私はこの演奏を決して◎にはしないが、久しぶりにフルヴェンを聴いた、凄い、という印象でこの文を〆る。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

No title

折角、シェルヒェン・ウエストミンスターを入手したのに、何故か記事が消えている。

思ったよりもまっとうな演奏で満足です。

No title

ブラームスは記事書いてないとおもいます、ブラームスは近年守備範囲から外したので。。
プロフィール

岡林リョウ

Author:岡林リョウ
ネット歴も長くなり、気が付けばもう終わろうかという気分になっています。

検索フォーム
リンク
カテゴリ
TAG

ストコフスキ 四重奏団 フィテルベルク ミュンシュ アンセルメ モントゥ トスカニーニ コンドラシン 作曲家 バルビローリ 作曲家演奏 エネスコ ブール ロスバウト ガウク ミトロプーロス フランセ オイストラフ ORTF サージェント ワイエンベルク サモンズ シェルヘン オーマンディ パシャーエフ 山田一雄 モートン・グールド ギレー イワーノフ アンゲルブレシュト ビーチャム カルミレッリ ピエロ・コッポラ サモスード セル クーベリック ゴロワノフ ムラヴィンスキー デゾルミエール ベーム アラール モイセイヴィチ シュヒター ロストロポーヴィチ アルベール・ヴォルフ ツィピーヌ ウォレンスタイン パレー モイーズ バーンスタイン 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード