ダイアモンド:交響曲第8番

○バーンスタイン指揮NYP(whra)1961/10/9live・CD

バーンスタインをもってしてもこの頭でっかちな晦渋作品を娯楽仕立てにはできなかったか、、と思うが、別に娯楽作品として書かれたわけでもないからいいのだろう。ダイアモンドは古風な感覚の中に前衛的な響きなどを入れてくることがあるが、この作品でもたまにあらわれる。モデラート~アダージョ~アレグロ・ヴィーヴォの一楽章は一貫して中欧的な晦渋な空気に包まれ、時折構造的な面白みがあらわれるものの、結局わりと単調である。管弦楽の扱いは巧みだ。ラヴェルに師事していたと思うが作風はラヴェルではなくしいて言えばヒンデミットあたりか。主題(アダージョ)、変奏と二重フーガと名付られた長大な二楽章(この交響曲は二楽章制だ)も雰囲気は変わらない。晦渋だ。バンスタならではの起伏付けによってロマンチシズムが引き出されてはいるが(低弦が美しい)原曲の霊感の少なさに限界を感じさせる。終わりなき不協和音はいかんともしがたい。祈りの音楽としては真剣に聴ける箇所もあるし、ピアノが新鮮に使われて耳を引く箇所もあるが。うーん。
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