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モソロフ:鉄工場

デルヴォ指揮パリ音楽院管弦楽団(EMI他)

機械趣味というのはドヴォルザークの頃から作曲界では顕著にみられるが、20世紀に入ってほどほど経つと無邪気な工業賛美に時代の流行である野蛮主義やら騒音主義の作風を取り入れた作品が一時的に流行る。ロシアアバンギャルドの代表的なこの3分作品はプロコフィエフの鋼鉄の歩み以上に有名であり、ミニマルな律動がサティのパラードを思わせるダダイズムに見せかけ、じつは厚い管楽器と打楽器の組み合わせたちゃんとした作品であり、このコンビで聴くとほとんどオネゲルのパシフィック231である。オネゲルはバッハに倣ったいわゆる新古典主義にたっているからして本来的には対照的であるはずが、聴き流すぶんにはほぼ似通ったひびきと構成を持つように感じられるのが面白い。オネゲルは先行作品である。ちなみにラヴェルもダフニスにウインドマシーンを取り入れ音響要素としての機械に興味を持ち、航空機趣味、戦時中はトラックを運転していた、音楽家はけして部屋に閉じこもって書いている人種ではもはやなかったのであった。話ずれたが、本当の未来主義音楽にくらべればぜんぜんまともであり、国家が抑制して完全転向せざるをえなかったのはモソロフの不運。この作品でしか名を残せなかったのは悲劇である。
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