ルーセル:組曲ヘ長調

ブール指揮ORTF(Ducretet-Thomson/forgotten records)1951

frはCD復刻から漏れているようなLPの板起こしレーベル(裏青)で、そういう趣向からしてモノラル期のものが多く、中古高騰のフランス盤がメインなのは嬉しい。ほとんど稀少盤ではないものの、網羅するには非常な労力がかかる。逆にここで復刻されてしまいLPの希少性が失われてガッカリという方も多いのではないか。ただ、私見ではあるが音は篭り気味、手を加えていないせいだろう昔のイタリア盤のように機材が雑な感じもして、資料用・収集用ではなく観賞用としては少し問題があると思う。正規ルートでCDになっているものもあるのでそこも注意。ブールはマニア向けの現代音楽指揮者で、音は冷たいが、瑞々しく明確な表現が持ち味。録音はフランス物が多い。シェルヘンの系譜には決して並ばず、ロスバウトよりも色彩的というか、時代が下るので、むしろベルティーニに近いところがあるかもしれないが、より情緒的である。案外と数が多くて、私も一時期LPまで手を伸ばしたがやめた。この曲ではオケの性向からか、少し重く、ミュンシュに近い聴感がある。セッションなのでミュンシュのライヴよりは余程響きよく感じるが、そこは古いLP起こし、過度な期待は寄せないほうがいい。この人はラヴェルの新しい録音がCD化していることからもわかるとおり、ルーセルのような単純な作品よりも、技巧的な曲に適性を示すようである。
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