ウォルトン:戴冠式行進曲「王冠」

ボールト指揮LPO(EMI/warner他)1937・CD

威厳があるばかりかきらびやかで壮麗で、覇気溢れるボールト壮年期の名演と言っていいだろう。スピードがあり中間部の行進ですら前のめりではあるが、きっぱりとしたリズムのキレも、感情的な表現も特筆すべき点で、これが本当のボールトだったのだ、と思い返させる。録音時代のトスカニーニは全盛期の魅力の半分も伝えきれていないという説があるが、ボールトにおいてもそれはおそらく、その通りだったのだろう。ハリウッド映画音楽みたいな曲、いやむしろ逆にこれがハリウッド映画音楽の源流のひとつに違いないのだけれど、まさにそのハリウッド映画音楽的な娯楽性をもかんじさせる。吹奏楽ではおなじみ、オリンピックでも必ず演奏される。もっとも細部は甘く縦も緩い。それを若々しさと捉えるか、まだまだと捉えるか。私には魅力的な録音だった。初稿による演奏で、すっきりした現行版よりも私は楽しめる。ビダルフで復刻されていたがwarnerがEMI音源を一気にまとめてボックス化した中に収録。
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