ブロッホ:イスラエル交響曲

スヴェトラーノフ指揮フランス放送フィル管弦楽団他(eternities)1998/9/18

第二部の独唱者不明。手元のものは放送エアチェックの音で常時薄くホワイトノイズ、籠った音だが聴けなくはない。ロシアでの録音が有名だが(russiandisc初出だと思っていたがル・シャン・ドゥ・モンドからのCDでbrilliant再発、らしい)こちらはオケの体臭が感じられない分、より原曲の生のままの末流ロマン派の魅力が引き出され聴きやすい。スウェーデンオケとの一連の演奏からも伺えるとおりスヴェトラーノフの音響的に調和した透明でふくよかな、真の意味でのスケールの大きな曲作りへの志向が表れており、ブロッホ得意の五音音階やユダヤ旋律を取り出して強調するのではなく、マーラーの流れの交響曲の一つとして(しかしスヴェトラーノフのものとしてはマーラーよりこちらのほうが板についているが)それらをあくまでパーツとして組み込み全体の構成感を重視することで、楽曲そのものを紹介するという意味でも適したジェネラルなものに仕上がっている。この一夜はマイスキーを独奏者としたシュロモなどブロッホプログラムであったが、スヴェトラーノフの得意とするジャーンジャーーーーーーーーンというような終わり方をしない尻すぼみの楽曲ではあるもののとてもしっかりしたメインプログラムとして〆られている。ブロッホの数ある交響曲はほとんどアメリカ時代の新古典主義にたったものだが、こちら1910年代の時代色を残した曲でも、決して長くはないので、当時としての民族主義にたった表題作品ではあるが、純粋に音楽として、代表作として聴いてみてほしい、特にブルックナーやマーラーやハンス・ロットなど好きな向きは。
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