ミヨー:弦楽四重奏曲第12番

カルヴェ四重奏団(melo classic)1948/11/29パリ放送録音・CD

直前に入っているドビュッシーのライヴよりは録音が良いものの、音場は狭く音質も硬くノイズもあり、けして聴きやすいとは言えない。同曲は3楽章構成で、計13分程度にミヨーらしい南欧風牧歌のキュッと詰まった比較的人気のある曲であるものの、ファーストには超高音で正確な音程を取り続けるなど機械的な技巧を要求し、長い音符で気持ちよく歌わせる箇所はほぼ無い。これがカルヴェの特質を損ない、魅力的な音やフレージングを聴かせることのできないまま、そういうスタイルの奏者に事故を促す書法そのまま、(そもそも同楽団は技巧を誇るタイプの楽団ではないが)技術的問題を感じさせる結果になっている。世代下のレーヴェングートや弟子格のパレナンのミヨーの精度とは比べるまでもなく、2番しかいれてはいないが、クレットリと比べても、ミヨーのデジタルな音楽には向かないのだな、と思った。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

岡林リョウ

Author:岡林リョウ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
カテゴリ
TAG

ストコフスキ 四重奏団 フィテルベルク ミュンシュ トスカニーニ コンドラシン バルビローリ 作曲家 モントゥ アンセルメ 作曲家演奏 ブール エネスコ ガウク ミトロプーロス ロスバウト サージェント オイストラフ フランセ ワイエンベルク ORTF アンゲルブレシュト サモスード デゾルミエール イワーノフ ゴロワノフ ムラヴィンスキー ピエロ・コッポラ モイセイヴィチ ベーム セル クーベリック カルミレッリ シュヒター バーンスタイン ビーチャム パシャーエフ ツィピーヌ アルベール・ヴォルフ パレー ウォレンスタイン アラール オーマンディ サモンズ 山田一雄 ロストロポーヴィチ シェルヘン モートン・グールド ギレー モイーズ 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード