ファリャ:スペインの庭の夜

アンゲルブレシュト指揮ORTF(ina)1960/5/24live

三曲からなる標題協奏曲で、内容的には三角帽子の素材をフランスの山人の歌による交響曲に放り込んだようなもの。わりと単純でとりとめもない曲だが一楽章の神秘的な響きは素晴らしい。ファリャ自体民族臭をうまく昇華させて同時代のフランス音楽と歩調をあわせ時に先んじたようなものを書いているが、アンゲルブレシュトはとりわけ脱臭効果の高い明晰な音で曲を組み上げる。この夜の演奏会の中では比較的熱が感じられるが、それでもこう均質な音で純粋に音楽的に構築されていくと、曲の魅力の薄い部分もはっきり聴こえてしまうし、ソリストもオケと融和的で先導して激しく煽るようなことはしないから、何か技術だけに優れた現代の演奏を聴いているような(悪い意味だけでもない)感覚に陥ってしまう。見通しよく構築的であろうとするあまりスカスカな、、、放送録音としては明晰過ぎるステレオ録音のせいもあるか。放送録音なりのノイズあり。
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