ヒンデミット:気高き幻想組曲

マルティノン指揮ORTF(ina配信)1969/12/10放送 live

ヒンデミットは重量感のある音でガシガシやるものと思っていたらこういう透明な演奏がでてきてちょっと戸惑う。主題の一つ一つに意味を持たせることはしない。個々のフレーズに対しては達観したようにニュアンスを盛り込まない(オケの特性でもあろう)。柔らかい音でこの作曲家特有の光明ある響きを、ことさら引き出したような表現だ。目から鱗は落ちるがこんなのヒンデミットじゃない、と思うところもある。オケには「お仕事」的な感じもする。もっとも、ヒンデミットが聴きづらい、暑苦しいという向きにはこういう解釈はありだろう。ここまで書いて、低音を捉えきれない録音のせいのような気もしてきたが、偉大で圧倒的なヒンデミットはここにはない。スコア自体が語るくらいには大言壮語ではあるので、興味があればどうぞ。弦とかもっと音を切って動きを出してほしいよなあ。
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