プロコフィエフ:交響的協奏曲

ロストロポーヴィチ(Vc)ザッヒャー指揮ORTF(ina配信)1975/8/11放送 live

やはり大曲であり難曲だ。同曲の被献呈者にして多大なる助力者ロストロポーヴィチをしても、余裕の無い、辛い部分が無いとは言えない。ロストロポーヴィチの何とも言えず甘やかで太い音色を活かした叙情的なフレーズはここには余りない。チェロという楽器を研究し、ここへきてなお新たな作曲上の技巧を盛り込もうとするプロコフィエフの、前期と後期の混交したような複雑な様相、それが連綿ととめどもなく繋がってゆく音楽、とくにチェロの主音域を強く意識して、高音を使わせないため一般的な耳からするとメリハリがなく聴こえ、私も苦手とする曲なのだが、しかしまあ、ザッハーの引き締まった指揮ぶりも素晴らしく、硬質で高精度の演奏を目したところで、いくぶん見通しは良くなっている。ソヴィエトの偉大なソリストを迎えたライヴということもありオケからも緊張感が伝わる。でもま、ロストロポーヴィチでなければここまで聴かせること自体無理だったかもしれない。熱狂的なブラヴォで終わる。
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