ヴォーン・ウィリアムズ:二重弦楽合奏のためのパルティータ

ボールト指揮LPO(warner/EMI)1975/10・CD

晩年作品。ヒンデミット流の新古典主義をへた後期の特徴として技巧に走ったようなところがあり、依然叙情的な横の旋律が支配的ではあるから聴きやすいが、立体的な構造は6〜8番交響曲を思わせる響きに、より複雑なアンサンブルの彩を加えている。二楽章前半はこのコンビではしばしばあることだがセッション録音とは思えないバラケっぷりが聴こえ、専門室内楽団であったらこうはならなかったろう、と落胆もする。しかし分厚い編成なりの迫力は逆に、このコンビでなければ出せなかっただろう。こういうのがボールト流RVWだ。室内楽編成プラス2ndVnを欠く弦楽合奏団という組み合わせは弦の美しさのみを追求したタリス幻想曲を思わせるが、ここでは弦だけで特色ある多彩な響きを出すための単なる装置として働いている。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

岡林リョウ

Author:岡林リョウ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
カテゴリ
TAG

ストコフスキ 四重奏団 フィテルベルク ミュンシュ トスカニーニ コンドラシン バルビローリ 作曲家 モントゥ アンセルメ 作曲家演奏 ブール エネスコ ガウク ミトロプーロス ロスバウト サージェント オイストラフ フランセ ワイエンベルク ORTF アンゲルブレシュト サモスード デゾルミエール イワーノフ ゴロワノフ ムラヴィンスキー ピエロ・コッポラ モイセイヴィチ ベーム セル クーベリック カルミレッリ シュヒター バーンスタイン ビーチャム パシャーエフ ツィピーヌ アルベール・ヴォルフ パレー ウォレンスタイン アラール オーマンディ サモンズ 山田一雄 ロストロポーヴィチ シェルヘン モートン・グールド ギレー モイーズ 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード