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ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

ロストロポーヴィチ(Vc)ラインスドルフ指揮ボストン交響楽団(SLS)1965/10/23live

モノラル。URCより70年代ライヴというものが出ていたが同一か不明。熱演とか凄演とかいった類のものではない。ただ、ロストロポーヴィチのドヴォコンを色々聴いてきて、ソリストとオケの融和的で、最もバランスの取れた格調高い演奏だと思う。ラインスドルフは知られる通りきわめて職人的である一方、奇妙な改変や解釈によってついていけない指揮者というイメージもあるが、それは作曲家指揮者の特徴でもあろう、曲によってやり方を明確に変えており、しかし一度決めた以上は徹底してそれに沿いオケを整えるのが流儀だ(これが逆に詰まらない結果も産むがライヴだと幾分緩んで却って良い)。ここでは変な解釈は入れていない。中低音域の安定感からくるスケールの大きさ、各声部の凝縮されたさまときっちりしたアンサンブル、それはソリストを迎えた協奏曲においてはとても良い方向に働くように思う。あのロストロポーヴィチですら指揮者に制御されているんじゃないか、という局面もあるが、ドヴォルザークが昔ながらのヴィルトゥオーゾ向け協奏曲というより、ここに来てもブラームスのお鉢を継いだ交響音楽として作り上げた作品だったんじゃないか、というくらいボリューミーで聴き応えがあり、ロンドンでのスヴェトラとの凄絶なライヴと対極の音楽で興味深い。私はどうしても弦楽器中心で聴いてしまうのだが、ここでは管楽器が印象的だった。オーケストラの中での声量バランス、ニュアンスへの配慮が行き届き、例えばバルビローリの管楽器指示がヘタクソ、というのがよくわかる(バルビにドヴォコンは無いが協奏曲伴奏指揮者として名を挙げた人である)。録音は放送エアチェックで、ノイズが酷過ぎるが、SLSではマシな方。キッパリとした終わりに爆発的なフラブラで終わるから、やはり佳演なのだ。
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