ブラームス:交響曲第4番

ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(ORGANUM他)1962/2/10ブダペストlive

生命力に満ちたブラ4で、トスカニーニっぽいと思う人もいるかもしれないが、オケが決定的に異なる。弦楽器は言うに及ばず、ロシア式の良い部分を押し出したパワフルなブラスも聞き所。どっちも、あの音色で歌う歌う。まるで一人一人がソリストであるかのように音色を主張し、我先にと重なり轟く。オケがこの曲をとても愛しているのがわかる(直前のバルトークとの違いは明らかだ)。二楽章の心根を揺り動かされる美しさ、三楽章のリズムと音色の饗宴は素晴らしいの一言。四楽章の本来もつ古典的な佇まいは、強奏部においてはあまりに表出意欲が強すぎて軋みを生じてしまっているが、そのたぐいのことはムラヴィンスキーのライヴ全般にあることで、ロシア式とも言え、ライヴならではの魅力と捉えるべきである。音色の不統一感も音楽を分厚くすることはあるのだ。ダイナミックだが休符を効果的に使って音楽を引き締め、ラストへ突き進んでいくさまは圧倒的。ムラヴィンスキーのブラームスは素晴らしい。録音は放送レベルのモノラル。
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