リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

ロジンスキ指揮シカゴ交響楽団(SLS)1947/11/21live

ロジンスキの短いシカゴ時代にあって、きわめて珍しいライヴ記録。尤もこのコンビでは同年RCAに同曲の正規セッション録音を残している。

だがしかし、これはダメだ。

ノイズが酷い。音が鄙びすぎている。もう、冒頭の放送開始音はともかく、その次の曲の開始を告げるファンファーレが、

非力過ぎる。

まるで田舎の角笛のようだ。夜道のチャルメラといったほうが適切か。こんな状態の代物を御子息が放出されるとは、まあ、何というか。録音のせいだけではないと思う。弦楽器主体の主部に入るとロジンスキの出自を物語るようなウィーン情緒溢れるフレージングが、あの冷たく、組合も聴衆もガチガチのシカゴオケから生温く引き出されてきて、こんな曲だったっけ?いや、リヒャルト・シュトラウスって結構こんな小洒落た曲書いてたよ!と、やっと人心地つく。その後は曲のせいもあってやや飽きつつも、音色がじつに時代を感じさせて、録音状態一つでこんなにも印象は変わるのか、いやこれは演奏自体が良いのだろう、という気分のまま尻すぼんで終わる。ロジンスキーのツァラをきくなら正規で。SLSでも復刻されています。大曲志向のロジンスキーはエレクトラも録音しています。その志向ゆえにシカゴから追い出されたとされてますね。
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