チェレプニン:10のバガテルop.5

作曲家(P)(動画配信(音声のみ))1938ソヴィエト放送録音

粗野で単調なリズム、必要最小限に律せられた旋律、まるでサティやラヴェルのような響き、この時期のフランス楽壇、プラスストラヴィンスキー、プラスプロコフィエフに同調といった趣の強い作品ではあるが、一曲目に集約された民族性に象徴される、この作曲家のフォーク趣味、それを手法として意識的に構築していく後年につながる個性の在りどころを既に明確に示している。とても耳馴染みよく演奏上の困難も(こうやって豪快に弾ききってくれているわけで)あまりないと推察される反面、どこか内省的で思索する雰囲気もあり、その小宇宙はラヴェルであるとともにプーランクのピアノ曲をもおもわせ、単純とも言いきれない。古い録音は色々考えさせられて良い。巧みではないが強靭でセンスのある色彩的な演奏。
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