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ルーセル:合唱付バレエ音楽「エネアス」

マルティノン指揮ORTF他、クレーデル(ina配信)1970/4/22放送 live

1935年ブリュッセル万博のためにシェルヘンから委属された作曲家最晩年の大作(以前のパドマーヴァティに比べれば小規模だが)。ベルギーの歌劇台本作者Joseph Weteringsによる同作には最終合唱 “A Hymn The Roman People”~ムッソリーニの国の首都ローマを想起させフランス人を怒らせた~が含まれていたので、論争の的になった。バレエがパリに到着するには3年かかった(1938初演、作曲家の没後)。その後もめったに上演も行なわれず、1960年弟子マルティノンによってeratoへ録音された。しかしながらその後も演奏はほとんどなされていない。これは同じマルティノンによるライヴになる。

曲は劇性が高く、40分余りかかるがルーセルの少し癖のある作風~重いリズムと生々しいオリエンタリズム(若い頃の「セレナーデ」にある南洋の鳥のようなうわずったポルタメントも聴こえる)~が職人的な腕によって引き伸ばされ、聴きやすくなっている。最晩年作品としてはやや後退した感もあり、ルーセルならではの書法は定型化しているものの、しっかり出来上がっている。反面正直飽きてしまうのも確かで、死亡説流布後に発表された4番交響曲の内省っぷりを求めても裏切られる。マルティノンはセッション録音にくらべわずかにライヴ的な攻めの音楽作りを持ち込んではいるが(そのせいか最初の方で縦がズレかける)、原曲のせいもあって全体構成は弱いように思う。オケはしっかり表現しておりマルティノンの作為的な彫刻より音楽的な調和が前に立っている。録音状態は放送レベルでは良好なステレオ。
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