ショスタコーヴィチ:呼応計画の歌op.33-2

デゾルミエール指揮合唱団&管弦楽団(le Chant du monde)1938/2・SP

この前後デゾルミエールは夥しい数の通俗曲~主としてフランス歌曲や俗謡~を録音しており、38年だけでミヨーのプロヴァンス組曲第一集を別としても21枚(42曲)の78回転盤をリリースしている。ケクランのものなど珍しい曲が含まれるがそれぞれ極めて短くマイナーなことから復刻はほとんどされていないと思われる。しかし、中にはこの曲のようにweb動画で容易に聴けるものもある。ショスタコーヴィチの一面通俗曲作家としてすら非凡な才能が発揮されており、浮き立つ楽天性を備えた耳に残る旋律である。現代日本でも、キーを変えても歌われているが、元々1932年のスターリン肝入り映画Counterplanの表題曲であり、フランスではAu-devant de la vieの題でジャンヌ・ペレが歌詞をつけ、動乱の30年代社会主義運動を象徴する合唱曲となった。デゾルミエールの思想性については興味のある人が調べればいいが、素っ気なく突き放すスタイルではなく、沸き立つような楽しい歌声をドライヴして、これはショスタコなのか?というくらい南欧めいた雰囲気も漂う。デゾルミエール自身ショスタコをほとんどやっていないので貴重ではあるが、ほとんどショスタコーヴィチ的ではないし、フランスの歌として愉しめばいいだろう。
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