ブラームス:交響曲第1番

バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(rare moth)1954プロムスlive

ハレ管と侮るなかれ。タイタンの録音で見せたダイナミックで重厚な演奏ぶりが聴ける。時期的なものだろうが、この頃のバルビは表層的な歌謡性(だがこれを徹底させるのはバルビにしかできない離れ業)に拮抗すべきブラスや打楽器への緻密な配慮、バランスの非常に良い構成、そのうえで全体の凝縮力と重心の低い響きから中欧音楽を表現するのにふさわしい構造的なアンサンブルを見せつける。ソロ楽器を聴けばよい中間楽章はとばして終楽章だ。弦楽器の旋律表現はもはや歌謡的とも言い難い分厚くスケールの大きなうねりで圧倒してくる。ブラ1はこういう流れで聞かせるべきだ的なものは全てそなえた上を超えてくる。一番盛り上がるところで瞬断があるのが実に惜しいし、終始シャカシャカノイズが入るエアチェック音源で、時折聞くに堪えない録音撚れがあるのは残念だけれども、終止音直後大ブラヴォは納得の出来である。これがハレ管というのが驚きだ。モノラルだがリバーブなどかけずマスの迫力を味わった方が録音の悪さも気にならなくていいだろう。音の情報量はそれなりにある。
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