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デュカス:交響曲ハ長調~Ⅱ、Ⅲ

ヴォルフ指揮ORTF(french broadcasting system)LP

いつものナレーション入りの放送録音。環境雑音が聞かれるのでライヴかもしれない。一楽章を欠くのが惜しいが、オケを統率し力強く前に向かう姿勢はヴォルフらしく、三楽章は特筆に値するかっこよさだ。ロザンタールに俊敏さを加えたような、色彩性にとりわけ配慮しながらも要所要所を押さえたうえで全体の精度を上げるよりは音楽的にまとまったものを提示しようとしている。デュカのまだ若かった頃の唯一の交響曲は三楽章制で、構造には違うものも存在するが印象的にはフランクのそれを想起させられざるを得ない形式主義的なかっちりした楽曲の中に、ワグナー的な悠々とした流れを作りながらもその影響から脱し、次世代の音楽を創り上げようという精神~グリーグやロシアの諸作家など周辺国の作曲家から伝わるもの、さらに同世代ドビュッシー前期風の曖昧模糊とした和声の部分導入~がすでに感じ取れる。二楽章は部分的な斬新な仕組の挿入が特徴的なので、ぜひ真価を確かめてほしい。旋律も形式的にも思いっきりフランクである三楽章はこれはこれで盛り上がるが、展開のための展開、というような、形式(決まりごと)のために楽譜を引き伸ばすようなところは少々飽きる。モノラル。
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