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ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

ストコフスキ指揮フィラデルフィア管弦楽団(Victor)1927/10/5・SP

webで聴ける(パブリックドメイン)。初期電気録音とくらべこちらはほぼフルオケの一応通常配置で収録したと思われ、レンジも比較的広く、空間を感じさせる。艷やかな音、その綾、フィラデルフィア管弦楽団の本領がやっと掴めた感じである(なぜか木管には棒吹きでデッドな音を出す人もいる)。しかし当時の録音技術の限界だろう全体の響きが茫洋としてしまい細かなノイズがのってしまう点、ヘッドホンで聴くと却って聴きづらくなってしまった感もあるが、そこはヘッドホンを使わなければよい。細かいアーティキュレーションがデジタルではなくアナログな自然な流れのうえでスムースに聴き取れる。横の流れが大事にされて、前回のストコフスキの、シェルヒェンのような人工的な、ブロックを積み上げるようなところが鞣されて、通常ではこちらを本当のストコフスキーの解釈表現として受け止めるべきだろう。トスカニーニ的な力強い解釈は時代性か、それでも細かな表情付け、さらにはその中にストコフスキーらしい(奇妙な改変も含め)個性が耳を惹く。やはり四楽章に恣意性が強いが前回録音ほど極端なところはほとんどなく、違和感がない。なかなか、これでやっと「普遍性をもった新世界」になった、という録音だ。オケの迫力は言わずもがな。当時としては新しいデロデロしたところの少ないモダンで技術の洗練された感じである。瑕疵もない。
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